BS-TBS

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放送番組審議会

第68回

2020/02

1.

日 時

2020年2月4日(火)午後4時

2.

場 所

BS-TBS 会議室

3.

委員の出席

委員総数 8名
出席委員数 7名

 

出席者

委員長  末綱隆
副委員長 出井直樹
委員   瀬古利彦 大森美香 寺﨑 明 古川柳子 田中ウルヴェ京

 

局側

相子 代表取締役社長
藤原 常務取締役
林 常務取締役
中澤 取締役
茂川 取締役・放送番組審議会事務局長
坂本 編成制作局編成部長
川口 総務局ライツ考査部長
中尾 編成制作局局次長・放送番組審議会事務局幹事
鈴木 番組プロデューサー

4.

議 題

 
 

審議事項

テレビ番組
「新・地球絶景紀行」
2K及び4K放送日時:1月8日(水)22:00~22:54

5.

審議内容

 

◎委員

1時間の尺でゆっくり絶景を見るというコンセプトは、凄くいいと思いました。ただ、放送日が水曜というのは、視聴者の立場としてはどうなのでしょうか?週末にゆっくり見たいという感じはありました。名前は知っているけど見た事がない風景を、実際に見る事が出来るのはいいと思いますが、この様な番組はよくありますね。この番組ならではの特異性をどの様に出して行くのかが、今後の課題だと思いました。ただ単に美しい風景を見せるというだけでなく、人の営みも見せる取材があるとよかったと思いました。

◎局側

放送日時の件ですが、水曜は21時に国内の紀行番組「美しい日本に出会う旅」を放送しております。国内の紀行番組から22時の海外の紀行番組に繋ぐ、水曜紀行レーンを作り、この動きがどんな相乗効果を生むかと考えました。

◎委員

旅の楽しさと歴史も一緒に学べるいい番組だと思いました。吉田さんの洒落の効いたテンポのよいナレーションもよかったです。

◎委員

景色、映像、色が綺麗で、自分が旅行をしている様な気分が味わえました。ただ、当事者目線でだからこそ面白いのに、吉田さんではないという事実が残念でした。実際に撮影に行った人に合わせて、吉田さんがその人を演じている所がモヤモヤしました。旅をしている時の一番の楽しさは、景色ではなく"気づき"だと思います。実際に行った人はどう思ったのか知りたかったです。

◎委員

「新・地球絶景紀行」というタイトルと、番組の中身にかなり差があると思いました。タイトルが余りにも壮大過ぎると思います。もう少し親しみやすいタイトルの方が、ナレーションの吉田さんの雰囲気とも合うと思いました。

◎局側

タイトルですが、3つの要素があります。1、過去8年半続いた人気番組の継承だった事。2、クライアントにも好評だった事。3、4Kの開局。映像美のスケール感を最大限表現するという事を踏まえ、"絶景"というキーワードと"地球絶景"というスケール感のある言葉がいいのではないかと思いました。
"絶景"というキーワードに関しましては、探検家しか行けない様な所にある"絶景"ではなく、一般の旅行者でも行ける旅、そこで見る事が出来る"絶景"をお届けしたいと思っています。

◎委員

ロシアは余り見る機会が無かった事もあり、非常に興味深く拝見しました。全体的に非常に見やすくよかったのですが、ポイントになる所をもう少し掘り下げて頂ければ、より見やすいのではと思いました。

◎局側

今回、この旅の知識を共有したいという思いで、"SHARE"という名前の勉強コーナーを作りましたが、その部分が余り多いと、旅情や旅感が無くなるので、必要最低限の知っておきたい歴史的な背景を入れています。

◎委員

この番組で目指している所はどこなのか?旅紀行としては面白いと思いますが、シベリア鉄道がテーマなら、何故シベリア鉄道を選んだのか?日本人の捕虜でシベリアに抑留された人達のお墓を見たシーンは、もう少し掘り下げてもいいテーマだと思いました。どこに主眼を置くのか。他の類似番組と、どこを違えるのかがよくわからなかったです。

◎局側

シベリア鉄道を選んだ理由は、まだシベリア鉄道自体を走破していなかった事。他国のメディアが絶対に入れなかった所に入れる。日本人の旅人を、車掌さん以下皆さんが歓待してくれる。ここ10年、20年のロシアの変化が、この旅で紡げるのではないかと思ったからです。
目指している所は、ストーリーと出会いとハプニングです。出会いや触れ合いのストーリーを作る事により、平凡な夕日がロシアで見ると素晴らしく見える等、細かな所迄演出で持っていければいいと思います。最後は絶対に目に収めたい"絶景"を見に行く志で番組を制作しています。

◎委員

日本人が通訳を入れながら会話する所があまりにも自然でした。どの様に取材して編集したのか教えて下さい。

◎局側

通訳は在住の日本人女性で、ロシア語がネイティブレベルに堪能な方です。会話のやりとりは、今回のシベリア鉄道に関しましては、主観カメラ、旅人目線のカメラはメインのカメラマンが担当し、足りない所をディレクターがカメラを回すという体制をとりました。
旅物はどこ迄やればいいのか、どこ迄細かくやるか、又、雰囲気で楽しんでもらう旅なのか、マニュアル旅なのか、この番組は雰囲気旅だと思います。雰囲気で楽しんでもらう。今後、その温度差を探って行きたいと思います。

◎委員

"絶景"には定義がないので、私にとって今回の"絶景"は、チベット仏教寺院のお坊さんの「この景色に国境はないでしょう。」との言葉だと思いました。

◎局側

皆様からの貴重なご意見、ご感想を頂きまして、誠にありがとうございました。今後の番組制作に活かさせて頂きまして、よい番組にして行きたいと思います。それでは、この辺りで番組審議会を終了させて頂きます。

単に各地を訪れるという事だけでなく、自分が旅をしている気分が味わえ、旅の楽しさと、面白さを伝える構成に評価を頂いた一方で、この番組ならではの特異性をどの様に出して行くのか、タイトル及び放送日時に関してのご指摘等、演出上、編成上での課題も議題にあがった。また審議会冒頭に、第3四半期の編成状況、開局20周年に向けての取組み、4K放送の手応えの報告を行った。