第66回
2019/07
1. |
日 時 |
2019年7月26日(金)午後4時30分 |
2. |
場 所 |
BS-TBS 会議室 |
3. |
委員の出席 |
委員総数 8名 |
出席者 |
委員長 末綱隆 |
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局側 |
相子 代表取締役社長 |
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4. |
議 題 |
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審議事項 |
テレビ番組 |
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5. |
審議内容 |
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◎委員 最初の「三勝」さんでは、昭和の東京の歴史を知ることが出来ました。木場の旦那衆という表現がすごく粋で、3代目迄継承している事に、昭和の懐かしさを感じました。 ◎委員 日常的な所から入って行き、徐々に味が出てくる、そういう企画ではないのでしょうか。そもそも町中華を取り上げるという所が、この企画のミソではないかと思います。町中華という言葉を初めてこの番組で聞きました。よく使われている言葉なのですか? ◎局側 よく使われてはいないと思いますが、最近、町中華雑誌が書店に並んでおり、好きな人は、町中華という言葉を使っています。 ◎委員 視聴者に何を訴えかけているのだろうという見方で見ると、この後何かまだ出てくるに違いないと期待しながら見ていましたが、もう終わり?!って感じで物足りなかったです。 ◎委員 前半2軒、後半2軒回っていますが、これは同じ日に収録しているのですか? ◎局側 同じ日に収録しています。 ◎委員 常連さんがいるという所も、1つの要素だと思います。 ◎局側 町中華で食べたい、飲みたくなるという事を、難しい理屈ではなく、ダイレクトに頭に入って来る、何も考えずに視聴者に届けばいいと思います。単なる飲み食い番組でなく、町の歴史や色、匂い、空気がわかる、この様な人生を選んできている町中華と言うのは、それぞれどの町、どのお店に行っても違うので、それを納得いく形で視聴者の方々に、軽く、読後感がいいという終わり方が出来ればとこだわって制作しています。 ◎委員 「のれんをくぐれば町の記憶に酔わされる」というナレーションは、なかなか深いものがありました。単に町中華でご飯を食べるという事だけでなく、歴史があり、何代か続いているお店を選んでいる。普通に町中にある様なお店ですが、その裏に木場の旦那衆の歴史があったり、色街の話があったり、町の歴史とその店の歴史が重なる様な形で存在しているのがよかったです。ただもう少し意識的に町の歴史や町の佇まい、お店がどの様な佇まいの中にあるのかを深掘りして欲しかったです。 ◎委員 お店の選択ですが、偶然ここに入ったみたいな感じでしたが、実際は色々取材された上で選択していると思います。だから、何故このお店なのかが見えてくると、行ってみようと思うかもしれないと感じました。 ◎委員 どんな基準でお店を選んでいますか? ◎局側 なるべくそのお店からその町の歴史や、空気、匂いが感じられるお店を選んでいます。 ◎委員 レポーターの選定はどんな観点から選んでいますか? ◎局側 メインの浅草キッドの玉袋さんは、町中華に対しての思いやこだわりがあり、普段から町中華を愛している方です。町中華のお客さん、店主やおかみさんから歴史を紐解いた、町中華と絡めて話を聞き出すという力に長けているのでこの方しかいないと思っています。 ◎委員 この番組のファンは増える気がします。面白そうなコンセプトですので、徐々に定着してきたらいいと思います。 ◎委員 レポーターですが、パラリンピック選手や外国人を起用しても面白いと思います。味の伝え方、お店での印象の表現の違いも楽しめると思います。 ◎委員 7月22日の放送は、7月1日の再放送でした。せっかく見ようと思って見たのに残念でした。気に入って毎週見ようと思っている人にとっては、再放送に抵抗があるのではないでしょうか? ◎局側 再放送に関しては、今後改善して行く予定です。オリジナリティがもう少し出せる様に工夫していく所存です。 ◎委員 ロケ場所は、この2回共東京でしたが、基本ロケは東京ですか? ◎局側 浅草、品川、月島等東京都内で撮影しております。今後、他府県に行こうと思っています。番組を見て、近かったら行ってみたいと思って頂きたいです。町中華の良さの気づきになればいいという思いもあります。 ◎委員 飲める人にとっては見ていても楽しいと思いますが、飲めない人から見るとどうでしょうか。飲めない人から見てもアクセント的にいいと思うようなシーンでもあればいいと思いました。 ◎局側 ご指摘の通り、視聴者層も増えてきているので、様々な層に見て頂いた方がいいと思っております。 ◎局側 皆様からの貴重なご意見、ご感想を頂きまして、誠にありがとうございました。今後は、SNSや、新しいインターネットのメディアを使いながら、ファンミーティング等色々な事にチャレンジしていく所存です。新しいトライアルをここからフックにして行こうと思っております。 単なる飲み食い番組ではなく、町の歴史や色、匂いがわかる内容、レポーターの人選等に評価を頂いた一方で、出し方や見せ方等、演出上、編成上での課題も議題にあがった。 |