第27回
2009/01
2009年1月19日に第27回ビーエス・アイ放送番組審議会が開催されました。審議会委員は7名が出席され、ビーエス・アイ側からは生井社長以下7名が出席致しました。 第27回の審議会は、テレビ番組『一読永劫 ベストセラー作家が選ぶ名作の風景 第一夜』について審議を行いました。
1月 1日(木)19時00分~20時54分
テレビ番組『一読永劫 ベストセラー作家が選ぶ名作の風景 第一夜』について委員からは以下のような意見・感想がありました。
- ・作家がマジメな番組に出てその思いを説教臭くなく伝えるというのはいいことだ。ただ4人の出来にばらつきがあって、佐伯さんのところが圧倒的によかった。
- ・30分4本というのは全体としての構成を薄れさせているのではないか。作家としての言葉ゆえに重いものがあり、消化しきれないうちに次に移る感があり、余韻に浸れないという難点があった。
- ・作家が一読者の視点で旅するというところが興味深く、それぞれの作家のキャラクターがよく出ていて面白かった。
- ・作家としての思い、旅のドキュメンタリーの部分等番組が重層的な構造になっていていろいろ味わえて楽しかった。石田さんの部分は原作を離れて旅そのものに夢中になるところが可愛い感じがした。
- ・ひとつの場所を2人の作家を通して見られる部分があり、また普段の作家の仕事ぶりがよくわかって興味深かったが、ちょっとフルコースでお腹一杯という感じだった。
- ・とりあげた原作の選択が良かったし、ナレーションもよかった。講談社100年というわりに、文春文庫が映っていたのは?な気がした。
- ・映像の力と言葉の力を改めて認識した。現地に行って映像化して初めてわかることがあった。ただ2時間の構成は流れが途切れる感じがあったが、「行ってみたい、読んでみたい」という気にはさせた。
BS-i 番組審議会委員
- 委 員 長
- 師岡 文男 (上智 大学教授)
- 副委員長
- 村 和男 (弁護士)
- 委員
- 逢坂 剛 (作家)
- 委員
- 沼田 早苗 (写真家)
- 委員
- 野間 省伸 ((株)講談社 代表取締役副社長)
- 委員
- 成田 康昭 (立教大学教授)
- 委員
- 篠原 弘子 ((株)プレノンアッシュ 代表取締役社長 )