第16回
2005/06
2005年6月27日に第16回ビーエス・アイ放送番組審議会が開催されました。 審議会委員は7名が出席され、ビーエス・アイ側からは生井社長以下5名が出席致しました。
第16回の審議会は、テレビ番組「i's EYE 極限に挑むテストパイロット~精鋭たちが見た未知の領域~」について審議を行いました。
*「i's EYE 極限に挑むテストパイロット~精鋭たちが見た未知の領域~」の放送日時:6月20日(月曜日)午後8時~9時54分
テレビ番組「i's EYE 極限に挑むテストパイロット~精鋭たちが見た未知の領域~」について委員からは以下のような意見・感想がありました。
- ・勉強になった。面白い。戦闘機の中や、テストパイロット生の日常生活ももう少し見たかった。最後に 6人全員が合格出来るか、はらはらした。
- ・普段目にすることが出来ない現場を、大変力粘り強く撮っていた。 6人の候補生という人がからんだことによって番組にボリュームがあった。ただ6人全員を取り上げるために、最後の方は説明カットが多くなったように思う。2時間はちょっと長いが、面白かった。
- ・大変面白く、映像的にもすばらしい番組だった。テストパイロット生たちと彼らを鍛えていく教官のやりとりを非常に面白く拝見した。テストパイロットの若者たちの目を通して未知の世界を描いたのは、大変いい着想だった。
- ・この時期にこの番組を作った必然性は何だろう。航空自衛隊にテストパイロットという仕事があるのは分かるけど、それが我々にとってどういう意味を持つのかが、もう一つぴんとこない。航空自衛隊の一種のプロパガンダになってしまっている面もあるのではないか。専門的な所の説明、解説がほしかった部分もあった。
- ・自衛隊の協力に、いい面と悪い面があると思った。いい面は映像のリアルさで、それは非常に楽しむことができた。テストの結果は使われるのか。テストパイロットの大変さが理解できた。
- ・航空自衛隊に関する問題に全く触れることなく、テストパイロットの家族生活や映像のきれいさでだけで取り扱っていこうとすると、武器や兵力の賛美にも見えてしまう。
- ・力作。ドキュメンタリーとして確実に真実を伝えている。一人を追った方がより面白かったように思う。秋沢淳子のナレーションが良かった。
- ・最後、平和を望む、みたいなメッセージがあればよかった。自衛隊がどういう経緯でできたとか。その流れの中で、今、政治の中での決断でこれは必要とされて、今こういう状態があるというようなことは、あった方がいいのではないか。
BS-i 番組審議会委員
- 委 員 長
- 師岡 文男 (上智 大学教授)
- 副委員長
- 村 和男 (弁護士)
- 委員
- 逢坂 剛 (作家)
- 委員
- 沼田 早苗 (写真家)
- 委員
- 黛 まどか (俳人)
- 委員
- 野間 省伸 ((株)講談社 代表取締役副社長)
- 委員
- 成田 康昭 (立教大学教授)