時は朝鮮時代。人間界の支配を目論む龍神族のサダム(キム・ソンオ)が、野望実現のために動き出す。平和だった漢陽は突如闇に包まれ、宮殿に隕石が落下。宮殿の結界が破れるやいなや、悪霊たちは恵宗王(チェ・ウォニョン)の息子イ・リン王子(チョン・イル/子役:キム・フィス)に襲いかかる。リンの命を救うため、薬草を求めて白頭山に向かった恵宗王は、サダムの邪術によって暴君に変貌。宮中では思わぬ悲劇が巻き起こる…。 それから12年後。宮殿の外で気ままな遊び人に成長したリンは、幽霊が見えるという能力に悩まされていた。リンに代わって王位に就いた異母兄キサン君(キム・フンス)はサダムに操られ、道教の儀式を司る<昭格署>を再建。リンは昭格署の責任者・提調に抜擢され、しぶしぶ宮殿に戻る。キサン君に仕えていた武官のムソク(ユンホ)は、王命により、リンの護衛と監視を担うことに。一方、12年前に消えた姉を探して漢陽にやってきたマゴ族のトハ(コ・ソンヒ)は、昭格署で巫女として働き始める。出会いは最悪だったリンとトハだが、数々の危機をともに乗り越えるうちに惹かれ合っていく。そんな2人を見守るムソクもまた、天真爛漫なトハに恋心を抱いていた。やがて3人は悪霊と戦う“夜警隊”となり、朝鮮に平和を取り戻すため、力を合わせて悪に立ち向かっていく…。