朝鮮王朝第5代王・文宗(ムンジョン)の時代。朝廷の重臣キム・ジョンソの息子・スンユは、王座を狙う文宗の弟・首陽大君(スヤンテグン)の娘・セリョンと、そうとは知らず恋に落ちる。
静かに愛を育むスンユとセリョン。しかし、首陽大君が起こした朝鮮王朝史に残るクーデター「癸酉靖難(ケユジョンナン)」によって二人の運命は一変する。家族を惨殺され、復讐の鬼と化すスンユ。セリョンが首陽大君の娘であることを知り、二人は宿敵となってしまう…。
史実をモチーフに、運命に翻弄される二人の悲しく切ないラブストーリーを描く“朝鮮王朝版 ロミオとジュリエット”。
「癸酉靖難(ケユジョンナン)」とは?
1453年、朝鮮王朝第5代王・文宗(ムンジョン)の弟・首陽大君(スヤンテグン)が、王権簒奪を目論み、文宗の死後、幼くして即位した第6代王・端宗(タンジョン)を支える重臣キム・ジョンソをはじめ、自らの政敵を一挙に殺害し、政権を掌握したクーデター事件。その後、首陽大君は、1455年に端宗の譲位を受け、第7代王・世祖(セジョ)として即位した。
キム・スンユ役 / パク・シフ 「清潭洞<チョンダムドン>アリス」
イ・セリョン役 / ムン・チェウォン 「お嬢さまをお願い!」
キョンヘ王女役 / ホン・スヒョン 「私に嘘をついてみて」
シン・ミョン役 / ソン・ジョンホ 「カインとアベル」
スヤン大君役 / キム・ヨンチョル 「IRIS-アイリスー」
キム・ジョンソ役 / イ・スンジェ 「イ・サン」
脚本:チョ・ジョンジュ/キム・ウク
監督:キム・ジョンミン/パク・ヒョンソク
音楽:イ・ジョン
制作:KBS(2011年・韓国)