▼ 5月7日放送
世界有数のリゾート地として知られるタヒチ。118もの島々からなる南太平洋のフランスの海外領土フレンチポリネシアが一般的にタヒチと呼ばれています。
長い水平線に陽が落ちると、リゾートホテルに設けられたステージに激しいリズムが響き始めます。タヒチアンダンスのショーの始まりです。激しいリズムに合わせ、女性ダンサーの小刻みに腰を振る動き、男性の素早く足を開閉させるステップが特徴。
自然への感謝や神へ捧げる踊りとされますが、見知らぬ人をもおおらかに受け入れる歓迎の舞いでもあります。心揺さぶる情熱的な踊りは、世界中から集まった人々の心を開きます。
▼ 5月14日放送
タヒチ最大の町パペーテは、さんさんと降り注ぐ陽の光を浴びたカラフルな町並みが特徴です。
タヒチ語で「巻き付けるスカート」という意味の言葉が語源のパレオ。タヒチの女性たちが、このパレオをまとい、輝く場所があります。それは町に多くあるダンス教室です。皆、お気に入りの華やかなパレオを身につけています。幼い子どもたちも、パレオをまとってダンスを踊れば、立派なタヒチアンレディでした。
色鮮やかな自然の中で生きてきたタヒチの人々。彼らの伝統の舞いは豊かな色彩の中で踊られます。
▼ 5月21日放送
南太平洋に浮かぶ島々からなるフレンチポリネシア。遥か昔の大噴火によって誕生したタヒチ島には、急峻な山や太古より失われずに残る原始的な大自然が広がっています。
タヒチアンダンスの妖艶で力強い動きを生み出すのは、豊かな森から生まれた伝統楽器から放たれる激しいリズムです。トエレと呼ばれるこの楽器は、くりぬいた丸太を太いバチで叩く打楽器。200年以上の歴史を持つといわれます。
トエレ作りの職人は楽器が生み出す音とは対照的に寡黙な人でした。それでも丹念にトエレの製作や修理に取り組み、演奏家からの信頼は厚く、周りにはいつも多くの人が集まります。
▼ 5月28日放送
18世紀になってタヒチを訪れたヨーロッパの人々、特にフランス人が持ち込んだ文化やキリスト教がタヒチには深く根付いています。この地を欧州の人々が支配するようになると、タヒチアンダンスは公の場で踊ることが禁止されてしまいました。キリスト教の宣教師たちが「踊りがあまりにも官能的すぎる」と考えたからでした。
1960年代からタヒチアンダンスは復興を始めます。そんな中、タヒチアンダンスを単なる伝統芸能に留めず、斬新な演出で披露し、その可能性を広げようとする野心的なダンスチームも現れて来ました。彼らのパフォーマンスは、今や世界が注目するものとなりました。
■ タヒチ・オラ(Tahiti Ora) 日本公演
~2014年10月予定~
【お問い合わせ】
タヒチプロモーション TEL:045-321-0693