一方、中国やインドなどは成長率がプラス圏を維持している。ただ、打撃を受けていることに変わりはない。中国の2009年の成長率は6.5%と予想されているが、これは2007年実績の半分程度、2008年の9%からも大きく低下している。
1月の発表では、2009年の成長率を0.5%と見積もっていたが、今回は、それを1.8ポイント引き下げ、マイナス1.3%とした。マイナス成長率の予測は、第二次世界大戦後でははじめて。金融安定化に時間がかかり景気の減速が一層深刻になる、との見方をしている。