乱高下が続いている株式市場。12日水曜日には、ポールソン財務長官が不良資産の買取を断念すると発言し、株式相場は下落した。しかし、翌木曜日には急上昇している。大きなポジションが一巡しており、方向感が乏しくなっているということであろう。
為替相場でも乱高下が見られる。ディーラーも短期売買に徹している。
基本的に方向感がなくなっているが、トリシェ総裁が追加利下げについて言及するなど、ユーロには引き続き下落圧力がかかり、ユーロ円の上値は重い。また米国経済が確実に減速していくなかでドル円が上昇していく展開も想定しにくい。ドル円の上値も重いだろう。