火災現場にいち早く駆けつけ、消火活動や人命救助で活躍する消防自動車。しかし、その性能や最新技術は意外と知られていないのではないでしょうか。時代の要請に応え、技術革新の成果を取り込み、消防車は、常に進化しているのです。
その消防自動車のトップメーカーが、「モリタ-ホールディングス」です。100年以上の歴史を有するだけでなく、ポンプ車では国内のおよそ5割、はしご車では9割の市場シェアを獲得。そして、消防車のイノベーションをもリードする存在です。例えば、はしごの先端が曲がる「先端屈折式はしご車」。そして、国内最高の高さ50メートルまで伸縮可能なはしごに装備された制震装置。更には、革新的な消火方法と言われる「泡消火」。泡で消火する場合、わずか600リットルの水で1万リットル分もの効果を発揮するのです。
モリタホールディングスの新村会長は、現在の消防車には「技術と使いやすいデザイン」が足りないと言います。「消防士が胸を張って仕事ができる」消防車の新しいスタンダード、それがモリタの目標です。