世界には肥満で悩む人たちと飢餓に苦しむ人たちがいます。実は、その数はおおよそ同じくらいで人口67億人のうち、先進国の肥満人口が10億人、開発途上国で飢餓に苦しむ人の数が10億人だと言われています。この世界の"食の不均衡"を解決するプログラムを実施しているのがNPO法人「TABLE FOR TWO」。その事務局長を務めているのが小暮真久さんです。
TABLE FOR TWOのシステムは至ってシンプル。社員食堂や学生食堂のヘルシーメニューに20円上乗せし、そのうちTFTの運営費2円を除く18円がアフリカにアフリカへと寄付されます。18円はアフリカの給食の1食分に相当、つまり先進国で健康的な食事が消費される度に、開発途上国では子供たちが給食を食べられるという仕組みです。この画期的なプログラムは日本だけでなく今や世界に広がっています。小暮さん自身も世界を開拓するためにアメリカやアジアなど様々な国に自ら出向き、このプログラムを広げようと日々努力しています。そんな熱意と行動力が世界中にTFTムーブメントを起こそうとしています。