高血圧の治療で今最も注目を浴びているのが、
高血圧遺伝子診断です。これは高血圧が遺伝によるものも多いため、
遺伝子を調べることで、将来高血圧になりやすいかどうかを、事前にチェックする診断法で
減塩や
体重管理などの予防対策を事前に行ったり、高血圧の場合はどんなタイプの高血圧なのかを特定して、各種降圧薬を処方することができます。検査方法はまず、採血して血液から、
遺伝子を抽出します。遺伝子はそれぞれデータをもっていますが、
この遺伝子に高血圧の情報も、たっぷりと詰まっています。この
遺伝子情報には、
元となる4つの塩基で構成されています。この塩基が高血圧の人はいずれかが、欠失したり、他のものが挿入されていたり、もしくは他のものに変化したりしているという、はっきりとした
特徴があります。これらの遺伝子の
量や形で、
どのタイプの高血圧になるかわかるというものです。正確な診断結果が得られる上、早期から高血圧の
予防が行えるので、新しい検査法として注目されています。