ビタミンCと言えば、まず思いつくのがレモンやミカンなどの、柑橘類。でも柑橘類って酸っぱくて苦手だなぁ…そんな方もいらっしゃるでしょう!そこで、本日は
酸っぱいのが苦手な方にも楽しめる、ビタミンCの摂り方をご紹介しましょう!料理研究家・上村泰子先生は糖尿病や高脂血症など、生活習慣病を予防するための、
メニュー作りに定評のある方です。
ビタミンCが豊富に摂れて、しかも酸っぱくない食材ってあるんですか?そう、
ブロッコリーは、野菜の中では、ビタミンCの王様!
100グラム中に含まれるビタミンCは、実に120ミリグラム。レモンは100mgですから、なんとレモンを上回っているんです!では
ブロッコリーを使って、
手早く簡単にビタミンCが摂れるメニューをご紹介しましょう!まず、
ひと株のブロッコリーを小さく分けていきます。茎の部分は硬いので、回りの皮を包丁で剥いておきます。その方が美味しくもなるんですよ。それから
全体に塩を振って、軽く
もみます。この後、熱を加えるのですが… そう、ビタミンCは水に溶けやすく、熱にも弱い!
一体どうするんですか?茹でると、
およそ5分でブロッコリーに含まれるビタミンCは、半分まで減ってしまいます。しかし、蒸せばビタミンCの減少を6%程度に留められるのです。蒸し器がなくても大丈夫。
ラップをかけて電子レンジで約2分間、加熱すればこれで蒸しあがります。実はビタミンCを壊さないためには、
加熱する時間をなるべく短くすることが大切。そのためには、蒸し器を使うより、むしろ電子レンジの方が向いているのです次に、蒸し
上がったブロッコリーにかける、
美味しいドレッシングを作りましょう。このドレッシングのベースとなるのは
オリーブオイルです。そこに、
香り高いアーモンドとパセリを加えていきます。オリーブオイル、
アーモンド、パセリは、ビタミンEを豊富に含む食材。ビタミンEはビタミンC同様、抗酸化作用のあるビタミンです。体の中で弱くなったビタミン
Cを活性化し復活させてくれます。そのためビタミンCの効果が持続します。
最後に、塩と胡椒で味を調えて出来上がり。お好みで、
粉チーズを入れれば、コクのあるソースにも変身します!ブロッコリーにビタミンE豊富なソースをかければ、これぞ、活性酸素をノックアウトする「ブロッコリーの温サラダ」。さらに!もう一品。なんと、
蒸すのは勿論、煮ても焼いてもビタミンCが壊れない食材を使います!でも、何故ビタミンCが壊れないの?
芋に含まれている澱粉は、ビタミンCを包み込み、水に溶け出さないようにするだけでなく、同時に
熱からも守ってくれるのです。では調理に掛かりましょう。
材料は芋の他には、赤ピーマン、トマト、キャベツ。赤ピーマンとトマトにも、ビタミンCが含まれています。
ジャガイモとサツマイモを丸ごと煮込みます。味付けは、あらかじめ入れておいた、固形コンソメスープだけのシンプルなもの!30分程、ジックリと煮込みます。ジャガイモとサツマイモが煮えたら・・トマトとピーマンを加えます。
澱粉のないトマトとピーマンのビタミンCを、壊さないため、必ず芋が煮えてから入れましょう。全部煮えたら、ジャガイモとサツマイモを半分にカットして盛りつけ、スープをかければ…
豪快なポトフ風
野菜の丸ごと煮が完成!ビタミンCを美味しく、しっかり摂って、忍び寄る風邪のウィルスを寄せ付けないで、健康に過ごしましょう!