最近、
お腹のお肉が気になる…、という方に朗報!実は、身体の脂肪を燃焼させやすくする食べ物があるというんです。料理研究家、上村泰子先生は、糖尿病や高血圧など、生活習慣病にならないためのメニュー作りに定評があります。上村先生!
身体の脂肪が燃えやすくなる食べ物って、いったい何ですか?「それは、これ、羊のお肉です。
羊のお肉には、中性脂肪を減らすカルニチンという成分が入っています。これは中性脂肪を下げる働きがあるんです。」一見、牛肉や豚肉と変わらないマトン。脂肪を燃やすカルニチンはどのくらい多いのでしょう?例えば、豚肉100グラムに含まれるカルニチンは20ミリグラム。牛肉には、
50〜75ミリグラム。これが、
マトンでは、何と200〜250ミリグラムも含まれているんです。子羊の肉、ラムにも、100〜150ミリグラムのカルニチンが!しかも、
羊の肉は他と比べて、脂肪の量が少ないのです。そこで、本日は、羊のお肉を使って、体脂肪を燃やしやすくする、手軽で美味しいメニューをご紹介します!!まずは、マトンを使った一品。
羊は匂いが苦手、と言う方のために、始めに、一工夫。
カレー粉を使います!(1)
下ごしらえの段階で、カレー粉、塩をまぶしておきましょう。(2)フライパンで、まず、たまねぎを炒め、続いてマトンを炒めます。
さらにカレー粉を加えて、じっくり火を通します。(3)ここにコンソメスープを加え、柔らかく煮てゆきます。十分火が通ったら、今度は、
マトンをさらに柔らかくする一工夫。(4)そこで出てきたのが、
パイナップル。これを、マトンを煮込んでいるフライパンの中に大胆に加えます。「
パイナップルは、タンパク質の分解酵素が含まれていますから、マトンやラムを非常に柔らかくしてくれるんです。付け込むと柔らかくなりすぎますから
炒めるときに入れましょう。とても
消化がよくなります。」(5)火を止める前に、食物繊維たっぷりのオクラを入れて、さらに消化のよいメニューにします。マトンとパインのドライカレーの完成。
カルニチンは1人前、210ミリグラムです!続いては、ラムを使った一品。(1)この料理には、薄切りのラムを細かく切って使います。脂肪が気になる人はこのときに取って下さい
。(2)
最初に、味噌・砂糖・醤油・豆板醤で、調味料を作りましょう。エスニックな雰囲気が漂ってきました。(3)野菜は、
5ミリ角に刻んだ、にんじん、竹の子、長ネギ、にんにく。 そして赤唐辛子。これをごま油で炒めます。実は、赤唐辛子を入れるのも、体脂肪をさらに燃やしやすくするポイント。「赤唐辛子には、
体脂肪を燃焼させるカプサイシンが入っています」
(4)炒めた野菜にラム肉を加え、十分火を通します。(5)最初に作っておいた、特製の辛みそを加えましょう。十分、火が通ったら、(6)最後に
食物繊維たっぷりのレタスで包みます。彩りに、長ネギときゅうりを添えてラムのレタス包みの完成。
カルニチンは一人前、112ミリグラムです!カルニチンたっぷりの羊の肉で、脂肪を燃焼。体脂肪が気になる方、是非、お試し下さい。