女性の70%は慢性的に鉄分不足!という事は・・・。
半数以上の女性は、鉄欠乏性貧血予備軍です!鉄欠乏性貧血を防ぐためには、足りない鉄分を
食事で補わなければなりません!でも、どんな食材が鉄分を摂るのに適しているのでしょう?女子栄養大学・三浦理代先生は、鉄分をはじめ、様々な栄養素に
ついて長年研究をされています。先生、鉄分を摂るには、どんな食べものがいいんですか?『
鉄分というとレバーと思われがちですが、レバーというのはにおいもありますし、なかなか調理も難しく、
たべにくいということがありますので、毎回レバーをお勧めというわけにはいきません』日本人は鉄分の含まれている食べ物を、毎日食べているんです。『私たち日本人はある食べ物から毎日ある
量の鉄分を摂っているんです。』何と、
ご飯には鉄分が含まれていた!茶碗一膳分のご飯に含まれる鉄分、その量はおよそ0.15ミリグラム。ですから朝昼晩と
一日三膳のご飯には0.45ミリグラムの鉄分が含まれていることになります。我々日本人にとってご飯は主食。鉄分量はそれほど多くなくても毎日食べていますね。つまり、ご飯は毎日鉄分補給ができる食べ物なのです。更に、
三浦先生から、こんなアドバイスも!『ご飯を
胚芽米に変えますともっと多くの鉄が摂れます。』胚芽米、茶碗一膳分の鉄分はおよそ
0.3ミリグラム。毎日のお米を胚芽米に変える。それだけの事で、
白米の2倍の鉄分が摂れます。しかし、日頃慢性的に鉄分が不足している女性や、鉄欠乏性貧血の方は、より多く鉄分を摂りたいですよねぇ!そんな時、三浦先生イチ押しの、ご飯にもピッタリの食べ物とは?『
お勧めの食材は納豆です。』一食分の納豆には、
2ミリグラムもの鉄分が含まれています。
ご飯に納豆をかけて食べるだけで鉄分の量はぐんとアップ!更に!
魚や肉の赤身は鉄分補給できる食べ物の王様。たとえば、マグロのお刺身、一人前に含まれている鉄分は、何と
4ミリグラム!肉の赤身のステーキ150グラムにも、
2.7ミリグラムもの鉄分が含まれています!しかも、
マグロや肉の赤身の鉄分には、ご飯の鉄分の吸収率を高めてくれる、というオマケ付き!そして、吸収率を高めてくれる、といえば、日本人にはお馴染みの あの食材!『
梅干しはご飯の鉄分の吸収率を高めてくれます。クエン酸が鉄分と結合体をつくり、腸の中でよく溶かしてくれるんです。』この時期、お弁当に入れている人も多いですよね。とくに鉄分不足の女性はご飯を食べるとき
梅干しも一緒に食べるようにしましょう。こちらが
鉄分補給に理想的なメニュー!胚芽米に納豆、梅干し、そしてマグロの刺身で、何と鉄分を6ミリグラムも摂れるのです!貧血にお悩みの女性の皆さん、鉄分不足を一気に解消して、夏を乗り切りましょう!