シミやシワをはじめとして、
紫外線対策や予防を考える場合、何よりもまず大切なのは、
常日頃の生活を見直す事です!例えば、元神戸大学の市橋教授からは、こんな研究結果も報告されているのですよ!毎朝東向きに通勤通学する人は、常に紫外線を真正面から受ける事になりますよね。更に午後の帰宅時に、今度は西日の紫外線を、真正面から浴びる事になります。
これを毎日毎日繰り返していると…気づかないうちに、
皮膚細胞の遺伝子が破壊されてしまいます!こうした危険性から身体を守るためにも、
帽子や日傘は不可欠ですね!ところで近年、紫外線対策に、日傘は黒が良いと言われてきました。しかし!東海大学・佐々木先生の測定結果によると、
紫外線のカット率は、黒い傘も白の傘も、ほとんど変わらないのです!ですから、熱い夏場などは、
熱を吸収しなくていい、白い日傘の方が寧ろ涼しくてお勧めです!紫外線カットに重要なのは日傘の
材質!綿や麻の日傘もありますが、佐々木先生の計測によると、紫外線を
一番カット出来るのはポリエステル製。含まれるポリマーが紫外線を吸着するのです。但し、日傘で防げる紫外線は、
あくまでも50%程度。そのため、日傘と組み合わせて使うことで紫外線の予防効果を高めるのが…
日焼け止め「サンスクリーン剤」がオススメ!サンスクリーン剤には通常、紫外線吸収剤と紫外線散乱剤が入っています。紫外線吸収剤は、紫外線を吸収します。そして
吸収した紫外線を熱に変え空気中に放出することで紫外線から肌を守ります。一方、紫外線散乱剤は紫外線を跳ね返します。
ところでサンスクリーン剤を使っている皆さん、アナタは、
正しく効果的に使っていますか?実は、それぞれの肌のタイプによって、サンスクリーン剤を使い分ける必要があるのですよ!
日本人の肌は大きく分類すると3タイプに分かれます。日焼けで
直ぐ赤くなるものの、メラニンの合成が少ないため、黒くはならない。
日本人の17〜18%が、この「スキンタイプT型」。そして、日本人のおよそ70%を占めるのが「スキンタイプU型」。
日に当たった直後、多少赤くなり、そのあと、褐色に変化するタイプです。残る13〜14%の方は、
日焼けしても余り赤くならないのに後で黒みが強くなります。これが「スキンタイプV型」。貴方が、紫外線の被害を最も受けやすい「
スキンタイプT型」なら紫外線吸収剤の含有量を現す
SPF値が10〜50が最適!
SPF値とは、何も塗らない肌より、日焼けを何分の1に抑えられるか、を表した数値。SPF値が10なら、日焼けは10分の1に抑えられる訳です。
スキンタイプU型の方なら、
SPF値が10〜30のサンスクリーン剤を、
スキンタイプV型の方は、
SPF値が5〜20のサンスクリーン剤が肌に適している訳です。紫外線の強い日に外出するときには、サンスクリーン剤を塗って、出かけるようにしましょう。そのときに目安となる紫外線情報。実は2005年5月からWHOによって決められた、
UVインデックスという指標が使われるようになりました。この指標は紫外線の強さを1〜13までの数値で表します。
数値が3以上なら紫外線対策の必要があるのです。日頃から素材に注意して、帽子や日傘を上手に選び、更に、自分の肌の特質を確認して、サンスクリーン剤は正しく使う。それが、この季節、紫外線から肌を守る基本です!