仕事で寝不足が続き、花粉症で条件は最悪という中、いよいよ検査の時間が近づきます。
午後8時50分。検査技師の方がやってきました。さあ、本格的な準備に入ります。長年のナゾだった、睡眠中の自分のすべて
がもうすぐ明らかになる。東さん、楽しみ半分、恐怖半分。
先端は足のすねに。これは、
筋電計といって、足の筋肉の動きを感知するセンサーです。胸には心電図。東さん、口数が極端に減っています。
腹部センサーは、
呼吸の様子や寝ている姿勢を感知します。クビから上がとても大切。睡眠の質を調べる
脳波センサーです。
口と鼻の空気の流れから
呼吸の様子を確かめる装置。これで、のどの振動から、いびきを調べます。
寝ている間にセンサーがとれないように包帯を巻きます。東さんの身体には、
10種類のセンサーが装着されました。東さんの全身に装着したセンサーからのデータは、このコンピューターに送られ、すべて記録されます。午後10時30分。東さんはすでに、ぐっすり眠っているようです。脳波は、リズミカル
に刻まれています。どうやら今、深い眠りに入っているようです。40分後、深い睡眠が終わり、浅い睡眠の状態に入ったようです。
呼吸が10秒以上止まった状態が、一時間に5回以上、一晩に30回以上出ると睡眠時無呼吸症候群ですが・・。
東さんの
呼吸を示す赤いグラフがまっすぐになっています。これは呼吸が止まっている状態。再び波が起こると・・東さんも、動く。
呼吸復活。午前4時10分。眠りに入っておよそ7時間。東さん、目は覚めません。午前6時30分。体中にはっていたセンサーをすべてはずしたあとはシャワーを浴びて、ひとまず退院。
モニターでは良く寝ているように見えた東さんですが・・・やっぱり止まってました!!そんなに?東さん、だんだん引きつってきました。もしかしたらと思っていたものの、やはりショックのようです。