外反母趾で手術を受けた場合、これまでは
完治するまで
1カ月と、患者さんの社会復帰に時間のかかる点が大きなネックでした。ところが最近、
日帰りも出来る最新手術が行われるようになっています。これまでの手術は中足骨を切り骨をずらすことと、
筋肉を切る方法でした。しかし、最新の手術方法を用いると、足の
切る範囲が少ないため
治療期間も短くて済むのです。靴を履かなくても痛みが酷いという重度の患者さんが受けた手術は、これまでの手術とは違い、中足骨を三角形にではなく、
真っすぐ横に切って行くのが特徴の手術。曲がっている親指の位置を調整します。そして骨がズレないように
親指と人差し指をワイヤーで止めるというのが、新しい手術のスタイル。
手術後のX線写真を見比べても、これまでの手術とは、
随分術後の骨の様子が違っています。骨が真っすぐになった事が分かります。外反母趾の新しい治療法は今後も期待されています。