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2002年6月16日(日) テーマは『ぜんそく』


今週のドクター今週のドクターは、
昭和大学医学部第一内科学主任教授
足立 満先生


【略歴】

’71年 昭和大学医学部卒業。同大学医学部第一内科入局。
’79年 山梨赤十字病院内科部長等を経て、
’89’90年 ロンドン大学留学。
’93年 昭和大学医学部第一内科学主任教授

【ドクターの一言】
喘息はありふれた病気で、適切な治療対応さえしていれば恐れる事はありません。
しかし正しい治療が行われていなければ大変な事になります。
正しい喘息との付き合い方を学び元気に暮らしましょう。

【著書】
一般書:ぜんそく治療の常識が変わった (主婦の友社)
     これでぜんそくを治そう (法研)
専門書:喘息の吸入ステロイド療法ハンドブック (南江堂)


CONDITION OF ILLNESS 病気と症状のメカニズム
ぜんそくは、子供の病気だと思っていませんか?
患者の8割近くが大人になって初めて発症しています。



EXAMINATION 検査







【肺機能検査】

「肺活量」
・・思いっきり吐き出したときの息の量
「1秒量」
・・1秒間に吐き出せる息の量
「1秒率」
・・1秒量が肺活量に占める割合
「残気量」
・・息を吐ききった後に肺に残る息の量

【気道過敏性テスト】
気道がヒスタミンなどの刺激にどれだけ反応するかを調べる

【誘発痰】
痰(たん)の中の好酸球の数を調べる

MEDICAL TREATMENT&MEDICINE 治療と薬


・・・ぜんそくの薬・・・

「入ステロイド薬」(抗炎症薬)
ヘルパーT細胞・好酸球・マスト細胞などの働きを弱め気管支の炎症を鎮める


「β2刺激薬」(気管支拡張薬)
気管支の交感神経を刺激して収縮した気管支を拡張させる

FRONTIER 最先端技術







【従来の減感作療法】
・・・ダニやスギ花粉などが原因でぜんそくを起こす人に、そのアレルゲンの抗原を注射することで、ぜんそくを改善する療法。
週に12度注射し、徐々に抗原の濃度をあげていくため3ヶ月から6ヶ月かかった。

【急速減感作療法】
・・・従来の療法より気道の炎症を引き起こすヘルパーT細胞やマスト細胞の働きそのものを弱める効果がある。
1ヶ月分の量を1日で投与し、治療期間を6日間に短縮。その間、ぜんそくの発作が出ないようにβ2刺激薬の吸入と抗ヒスタミン薬を内服。

SELF MEDICATION 自己管理




ぜんそくの発作を起こさないためには、 丈夫な体を作ること。 
ぜんそくの人が発作を起こしにくいという点で、お薦めは水泳!


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