台湾では、淡水海水共に街中に釣り堀が点在しており、市民の憩いの場になっている。海水では、バラマンディやオオニベ、クエなどの大物との勝負が楽しめ、淡水でもアオウオやソウギョ、レンギョの大型が釣れる。大物釣りの第一人者・高橋哲也さんは、台湾に30年以上通い続けているが、最近この釣り堀を知り、リールを使わない延べ竿で、大物と勝負することに熱中している。今回は、台湾で延べ竿の迫力あるファイトを披露する。

「磯の王者」「幻の魚」などの異名を持つイシダイ。賢さと警戒心、希少性の高さ、ハリ掛かりしてからの強烈な引き。そんな強さを持つイシダイを、近縁種のイシガキダイと総称して石物と呼ぶ。その石物に真っ向から挑む磯釣り師を、底物師という。今回は、全国の磯を釣り歩く生粋の底物師・中出一也さんの対馬釣行に密着。イシダイの釣り方のうち、遠投釣法の名手として知られる中出さん。遠投に適し、且つ魚影の濃さは日本屈指という対馬の磯で、その実力を発揮。こだわりが強い底物師の、独特の世界観を垣間見る。