今回は神話の舞台としても知られる島根県・出雲の大型マダイをタイラバで狙う。釣り人は日本古来のルアーに造詣の深い佐々木洋三さんと、香川県在住でタイラバに心酔するアングラー・赤澤康弘さん。この海に何度か訪れたことのある佐々木さんは80㎝オーバーの大鯛が潜む至極の海に想いを馳せ、赤澤さんも自己ベストを釣り上げたいと意気込む。変わりゆく天候に悩まされながらも、ドラグ音が鳴り響くマダイとのやりとりや、強烈な走りを見せる青物とのファイトを堪能する。

アブラボウズ。生息域は水深1000mに達し、100kgを超える体重にまで育つ巨大魚。ジギングのスペシャリスト・山本啓人が極めてシンプルなタックルシステムで、この「深海のモンスター」と対峙する。舞台は静岡県の南端、石廊崎から伊豆諸島に至る水深700mに及ぶ海域。複雑に絡み合う海流と向き合い、1000gに迫るメタルジグにアクションを加える。体力の限界を超えた先にアブラボウズを手中にすることができるか？