「報道1930」2023年10月25日放送回が第61回ギャラクシー賞下期選考で奨励賞受賞!
2024.04.26(金)
BS-TBS報道番組
「報道1930」2023年10月25日放送
第61回ギャラクシー賞下期選考で奨励賞受賞!
平日よる7時30分~生放送の報道番組「報道1930」が第61回ギャラクシー賞下期選考にて、奨励賞を受賞しました。受賞対象となったのは、2023年10月25日(水)放送回の『自爆テロの被害者 母親は今何を思う/揺れるイスラエル それぞれの本音』。
2023年10月7日に始まったハマスとイスラエルの戦い。圧倒的な軍事力の差から"非対称"の被害が日一日とガザ地区で拡大する中、番組では戦いの発生以来、この問題を取り上げ、世界で置き去りになったパレスチナ問題を報道してきました。本放送回は、事件以前にパレスチナ占領政策を実行していた若いイスラエル兵の悩みや、かつて取材していた自爆テロで同じ年齢の娘を失った加害側被害側双方の母親たちは今何を思うのか?
また、アメリカ・イスラエルとアラブの対立に発展し世界的な大ニュースとなる中、それぞれ当事者「個人」は何を思っているか、国の思惑やプロパガンダに左右されない
事実に迫ります。
<ギャラクシー賞とは>
ギャラクシー賞は、放送批評懇談会が日本の放送文化の質的な向上を願い、優秀番組・個人・団体を顕彰するために、1963年に創設。審査は放送批評懇談会会員から選ばれた選奨事業委員会が担当する。賞の決定を第三者に委託する顕彰制度が多いなか、ギャラクシー賞は、放送批評懇談会の会員が一貫して審査にあたり、賞の独立性を維持しつづけている。現在、ギャラクシー賞はテレビ、ラジオ、CM、報道活動の四部門制をとっており、毎年4月1日から翌年3月31日を審査対象期間と定め、年間の賞を選び出す。
<放送情報>
番組名:「報道1930」
放送日時:毎週月曜日~金曜日よる7時30分~8時54分
【メインキャスター】松原耕二
【サブキャスター】出水麻衣、外山恵理、篠原梨菜、山形純菜(TBSアナウンサー)
【コメンテーター】堤伸輔(フォーサイト元編集長)、パトリック・ハーラン
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★受賞した放送内容★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
2023年10月25日(水)放送
『自爆テロの被害者 母親は今何を思う/揺れるイスラエル それぞれの本音』
2002年3月イスラエルであった自爆テロ。ここで命を失った中に同じ歳の2人の少女がいました。加害者のパレスチナ人アヤトと被害者のイスラエル人ラヘル。愛する娘を失った悲しみに暮れる母親同士は何か分かりあえることはあるのか...時間によって何か変わったことはあるのか。松原キャスターがテロから16年たった2018年、エルサレムで2人の母親にインタビューしました。その時に感じたのは埋められない溝。そして2023年10月7日のハマスによるイスラエル襲撃に端を発したガザへの大攻撃。この事態を2人の母親はどう見ているのか。番組では再度この2人の母親にコンタクトを試みました。そこから見えて来たのは、私たち西側の世界が「見ないようにしてきた時間」が、イスラエルとパレスチナの溝をより深くしていったということでした。またイスラエルの兵士だった若者が沈黙を破り自分たちの非を語り始めたことを紹介。取材したジャーナリストの土井敏邦氏はイスラエル側にも「パレスチナ人を虐げることが評価される軍隊で、自分自身を蝕んできた。このままではイスラエル自体が亡びる」と話していたエピソードを紹介、ここに絡みもつれたイスラエルとパレスチナの問題を解くカギはないのかを掘り下げます。
公式ページ
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