6月上旬の山梨県都留にやってきたヒロシ。
5月に行ったばかりのアメリカキャンプの思い出に浸りながら車を走らせ、立ち寄った地元スーパーでサバの一夜干しを手に入れる。
清流沿いの森のキャンプ場に到着したヒロシは、さっそくテントを張って居場所作りをすすめるが、サバを焼くための焚き火を育てるうちに、ふと山に囲まれたキャンプ場の静けさと落ち着いた雰囲気が特別なことに気づく。
ほんの半月まえに絶景のなかで興奮に満ちた体験をしたアメリカキャンプとの鮮やかな対比を味わいながら、初夏の森のせせらぎの音に包まれて過ごしたヒロシの穏やかな1日を描く。