あらすじSTORY
#12023.1.19onair
30年越しの出会い
星野あかり(紫吹淳)はシングルマザー。夫に先立たれ、中学1年生の愛菜(住田萌乃)と小学3年生の大地(山田忠輝)を女手一つで育てている。あかりの職業はバーテンダー。子どもたちに寂しい思いをさせていることを悩みつつも、オーナーの原田敏行(モロ師岡)の絶大なる信頼のもと、銀座の老舗バー「BAR1511」をまかされ、バーテンダー見習いの坂井幸樹(中村米吉)、アルバイトの新川千広(百瀬拓実)とともに、日々訪れる客たちを美味しいお酒と会話でおもてなししている。踊るようにシェイカーを振り、「カクテル言葉」を添えてお客様の悩み相談に応えるあかりは、「伝説のバーテンダー」として評判を呼んでいる。そして今夜も、あかりを目当てにお客様が訪れる──
とある夜の「BAR1511」。来店したのはホテルマンの東堂克生(内藤剛志)。30年前に恋人と別れてホテルマンの仕事を選んだ東堂。別れた恋人が妊娠していたことを知らず、30年間一度も会ったことがない娘から先週突然連絡があり、今日このあと会う約束になったのだという。何を話せばいいのか不安げな東堂。そんな東堂にあかりが提供した一杯は「ダイキリ」。その「カクテル言葉」とあかりとの会話が東堂を勇気づける。そして30年ぶりの娘との対面の時が…
脚本:川口清人 監督:杉山泰一