「地球絶景紀行」世界にたった1つの絶景を探す、大人の紀行ドキュメンタリー

毎週水曜日よる9時オンエア

地球は絶景の美術館。世界にたった1つの絶景旅行ガイドをあなたに。2泊3日で行く、夢の旅にご案内いたします。(旅人:森高千里)

#405 世界で一番 幸せな島 プリンス・エドワード島(カナダ) 2018/9/12 O.A.

【1日目】〜州都シャーロットタウンと赤毛のアンの舞台〜

カナダのプリンス・エドワード島の人口は15万人、面積は日本の愛媛県くらい。州都でもあるシャーロットタウンから旅はスタート。約150年前、カナダ建国の会議が行われた歴史の島、街並みはまるで100年前にタイムスリップしたかのようです。街のシンボルともいうべき古い教会は島全体で300近くあります。新緑の季節。家々は綺麗にペンキが塗られ、庭は季節の花で埋め尽くされています。『プリンス・エドワード島は世界中で一番綺麗なところだっていつも聴いていましたから』赤毛のアンが初めて島を訪れた時の言葉を思い出しました。その後「赤毛のアン」の舞台となった、観光客のほとんどが訪れるキャベンディッシュという村へ。最も有名な物語の舞台「Green Cables House」を訪ねます。緑色の屋根、白い2階建の家。アンの部屋などが再現されておりアンが暮らした家そのものでした。外には「恋人の小径」や「お化けの森」など小説に出てくる名所があります、アンが幸せを感じた場所でアンの世界に浸りました。

【2日目】〜心優しき島人との出会い〜

2日目は、街から離れこの島に来たらぜひ訪ねたい人気スポットを巡ります。まずは今話題のユニークな牧場へ。子ヤギはもちろんウサギにアルパカなど様々な可愛い動物がいますがみんな人懐っこく、まるで子犬のように後をついて行きます。牧場のオーナーは動物たちを心から愛し、この動物たちのパワーを人々の癒しにしようと考え作られた牧場だそうです。そして次は世界一のグルメの島と呼ばれる味覚を堪能します。世界的に有名なのは牡蠣。牡蠣漁師のジョージさんに案内され、養殖場へ。この島の美味しい水で育てられた最高の牡蠣をいただきました。砂浜で拾ったガラスでネックレスなどの作品を作るアーティストのテリーさんは、神秘的なシーグラスに幸せのパワーを込めて人々の幸せを願っていました。

【3日目】〜絶景の空中散歩〜

旅の最終日。ヘリコプターに乗って島を空から眺めます。緑が豊かなシャーロットタウンと赤い大地の美しいコントラストに感動しました。そしてパイロットのカーマンさんがどうしても見せたいと言った世界屈指の大橋「コンフェデレーション・ブリッジ」、約13キロの橋は島と本土を結び人々の暮らしに幸せを運ぶ架け橋となっていました。この島は大自然と、豊かな食材、そして人間の想像力に溢れています。100年前に赤毛のアンを描いたモンゴメリーが見た風景と同じ。ここは世界で一番美しい島、旅の最後にそう思いました。