「地球絶景紀行」世界にたった1つの絶景を探す、大人の紀行ドキュメンタリー

毎週水曜日よる9時オンエア

地球は絶景の美術館。世界にたった1つの絶景旅行ガイドをあなたに。2泊3日で行く、夢の旅にご案内いたします。(旅人:森高千里)

#285-286 天空絶景!美しき名峰SP 2015/12/18 O.A.

モンブラン:紺青の空に輝く純白の峰

言わずと知れたヨーロッパアルプスの最高峰・モンブラン。まずは、モンブラン観光の拠点の町・シャモニーから、遥か遠くにそびえるモンブランを見上げます。もっと近くでモンブランを見られると聞き、ケーブルカーでアルプスの中腹にある展望台へ。フランス側にあるエギュイーユ・デュ・ミディ展望台から見る真っ白なモンブラン、そして、イタリア側にあるエルブロンネル展望台から見る岩肌がむき出しの険しいモンブラン。全く違った2つの表情を見ることができました。最後は、ヘリコプターに乗り、モンブランの頂の真上へ。純白のベールに包まれた、麗しくも壮大なる雪景色を堪能しました。

ロライマ山:命宿る雲上のテーブル

七色の山がある張掖駅で下車。ここは、シルクロードの交易で栄えた歴史ある町なんだそうです。早速、観光会社を訪ねると、この張掖は丹霞(たんか)と呼ばれる赤土を多く含む土地で、美しい山の景観地がいくつもあるとのこと。翌日ツアーを組んで町から1時間程離れた丹霞地帯へ向いました。最初に立ち寄ったのは奇岩の山、冰溝山。地元ガイドによると、山道は昔シルクロードの交易路でラクダを連れたキャラバンが往来していたそうです。山道を30分程歩き展望台に到着。そこにあったのは“中国のルーブル美術館”と称される宮殿のような形をした奇岩でした。

ヒマラヤ:世界の屋根が黄金に輝く瞬間

“世界の屋根”として、各国から大勢の人々が訪れるヒマラヤ山脈。その美しい山々が見られるインド屈指の観光スポット・ロータン峠へ。ヒマラヤの壮観なパノラマは、圧巻の一言に尽きます。聞けば、“ロータン”とは、“死”を意味しているのだとか。昔、険しい寒さの中、この峠を越えようとした多くの人々が命を落としたのだそうです。時代を経て、今では多くの人がここを訪れ、美しい雪景色を楽しめる場所になりました。クライマックスは夕暮れ。白銀の峰々が斜陽に照らされ、黄金色に染まってゆきました。美しく輝くヒマラヤに、心を奪われました。

キリマンジャロ:標高5895メートルから望む朝日

標高5,895メートル。アフリカ大陸最高峰、赤道直下にそびえるキリマンジャロ。なんと、今回は、その頂を目指して登山に挑戦。熱帯雨林や砂漠地帯など、多種多様な自然と触れ合いながら、5日間かけて頂上へ。待っていたのは、神々しく輝くご来光でした。燃え上がるような太陽は、広大な雲の海を赤々と染め上げてゆきます。険しい道のりを越えた者だけが見られる、至福の風景です。

ストロンボリ火山:地球の鼓動が生んだ真っ赤な火柱

地中海に浮かぶ小さな火山島・ストロンボリ。今なお活動を続ける火山は、その火口からマグマが噴き出す事で世界的に知られています。ガイドに連れられ、噴火の瞬間を間近で見られるスポットへ。日没後、暗闇の中に真っ赤なマグマが噴き上がります。地球の鼓動を心と体で感じられる、ドラマチックな風景でした。

マッターホルン:神様の最高傑作

世界中の登山家たちが憧れる、名峰王国・スイス。その象徴とも言えるのが、マッターホルンです。美しく整った山姿は、人々を魅了してやみません。山間の水辺に映る逆さマッターホルンを見た後は、ヘリコプターで山頂へと大接近。そこで見つけたのは、ゴツゴツとした、するどい山肌。地上で見るのとは全く別の、空からしか分からない、特別な素顔に出会いました。