「地球絶景紀行」世界にたった1つの絶景を探す、大人の紀行ドキュメンタリー

毎週水曜日よる9時オンエア

地球は絶景の美術館。世界にたった1つの絶景旅行ガイドをあなたに。2泊3日で行く、夢の旅にご案内いたします。(旅人:森高千里)

#209 火の山とエメラルドの島巡り(フィリピン) 2014/5/23 O.A.

ピナツボ火山

日本から飛行機でおよそ4時間半。やってきたのはフィリピンの首都、マニラです。さすが首都の町だけあって市場も賑わっています。中でも目についたのは、ビビンカ・カニンとうお米で作ったライスケーキのお菓子。そこの主人から「ピナツボ火山に行った方がいい」と言われ、早速向かいます。ガイドさんと待ち合わせをし、ジープで出発。しばらく走ると一目真っ白な火山灰の世界に突入。大きな崖のように見えるのも全部火山灰が積もったものだそう。頂上まではジープを降りて歩きます。急な流れの川を渡ると大きな岩が現れたり、まるで冒険気分です。ピナツボ山の頂上に付くと、目の前に現れたのはたっぷりと水をたたえたエメラルド色の湖です。噴火の後、雨水が貯まりできたのだそう。思いがけない絶景に出会いました。

ディマクヤ島

次に向かったのは、島が丸ごとリゾートになっているというディマクヤ島。チェックインした後、海を眺めていると地元のダイバーに出会います。何でも今ならウミガメが見られるそう。早速海の中へ。透き通った水中ではカクレクマノミや魚の大群に遭遇します。そして、前にはウミガメが気持ち良さそうに泳いでいます。そこは水中のパラダイスでした。

ボホール島

島巡りの3つめは、手つかずの自然が残るというボホール島.ガイドさんに早速島の案内をしてもらいます。ターシャという世界一小さなメガネザルを見た後に向かったのは、1176の丘のある「チョコレートヒルズ」。展望台から見えたのは、全く木の生えていない丘の群れ。何とも不思議な景色でした。

エルニド

フィリピンツアー、4カ所目は今最も注目されているリゾートの一つ、エルニド。エルニドとはパラワン島北部のエルニド村とその沖合の島々の総称のこと。ラゲン島のコテージにチェックインした後、早速アイランドホッピングへ。まずは「ビッグラグーン」と呼ばれるきれいな場所へ連れて行ってもらいました。昔洞窟だったというビッグラグーンは、入り口だけが白砂が透けて見えるほど浅瀬になっています。中に入ると石灰岩の切り立った岩が独特の景観を作っていました。次にガイドさんが連れて行ってくれたのは「スネークアイランド」という砂の道。潮の満ち引きによって砂が溜まって、干潮時には砂の道ができるのです。その道はヘビのように曲がりくねっています。やがて潮が満ちてくるとスネークアイランドは海の中に消えていきました。一時だけの美しい景色でした。

パラワン島

最後は、パラワン島中部にあるイワヒグ川。マングローブの森で夜に不思議な光景が見られると聞き、ガイドさんにボートで連れて行ってもらいます。多種多様なマングローブやユニークな生態をガイドさんから教えてもらっているうちに、すっかり日が暮れました。そして真っ暗闇の中で現れたのは、蛍でした。特定のマングローブの木にだけ無数に集まっています。マングローブの花の蜜を吸うために集まるのだそう。まるで天然のクリスマスツリーのよう。幻想的な美しい絶景でした。