「地球絶景紀行」世界にたった1つの絶景を探す、大人の紀行ドキュメンタリー

毎週水曜日よる9時オンエア

地球は絶景の美術館。世界にたった1つの絶景旅行ガイドをあなたに。2泊3日で行く、夢の旅にご案内いたします。(旅人:森高千里)

#205 荒野の尖塔ブライスキャニオン(アメリカ) 2014/4/25 O.A.

ラスベガス

今回の絶景の舞台はアメリカ西部。1日目は究極のエンターテイメントシティー、ラスベガスを散策。目抜き通りは、ストリートパフォーマーや噴水ショーなどで賑わっていました。郊外へ足を運んでみると、コスチュームショップを発見。そこで出会った常連客のお宅へお邪魔すると、部屋の中にはカラフルなドレスやウィッグなどが所狭しと並んでいました。聞けば、ショーガールの格好で町へ繰り出し、通行人と記念撮影をするとチップを貰えるんだとか。真っ赤な衣装に身を包んだ彼女の姿は、陽気な町の雰囲気に花を添えます。そんな彼女に薦められたヘリコプターツアーで、夜のラスベガスを空中散歩することに。空からの眺めはキラキラとしたピンボールマシーンのように煌めいていました。

スノーキャニオン

2日目は、ラスベガスから北東へおよそ200キロ先にある、スノーキャニオン州立公園を目指します。そこへ向かうハイウェイでは、広大な砂漠やむき出しの岩山が迫り、旅人を楽しませてくれます。およそ2時間ほどでスノーキャニオンに到着。長い歳月をかけて運ばれてきた砂や、火山活動などで形成された渓谷です。ここにはいくつものビューポイントがありました。一面赤い砂で覆われた砂丘や、波を打っているかのように見える赤い奇岩の大地。さらには、日の光を浴びて輝く真っ白な岩山など。赤と白の不思議な世界が広がっていました。

ブライスキャニオン

最後にやってきたのは、ブライスキャニオン国立公園です。ツアーガイドのジェーソンさんの案内でトレッキングルートを散策。雨水や川の流れによって削られた、独特の形をした岩の柱が無数に林立する様は圧巻でした。時間帯によって様々な風景を見せるというブライスキャニオン。夕方まで待ってみると、その岩の柱は夕日を浴びて、まるで燃え立つ炎のように輝きだしました。そして、太陽が沈むと、今度は岩の柱をバックに満点の星空が夜空を覆います。岩と、太陽と、星空と。荒野の真ん中で大絶景を堪能しました。