旅のコンシェルジュ
江守徹
#149 │ 2016/5/9 O.A
北イタリア、もうひとつのルネサンス紀行へ!出発地ヴェネチアではカーニバルで使われる仮面の歴史に触れ、途中で立ち寄ったミラノでは、なんと、あのダヴィンチが関わっていたかもしれない、不思議な教会を発見!美食の街、パルマでは伝統的な香りに癒されます。そしてゴールのフィレンツェで待っていたのは、あの巨匠、ミケランジェロの作品の数々! まだ見たことのない、知られざるルネサンスの姿を探しに!さあ、出掛けましょう!
出発はここヴェネチア。かつては世界的な海洋都市国家だった場所です。
ヴェネチアと言えば仮面カーニバル。これはペスト医師の仮面。当時、医師がペストの患者と接した時、菌が直接入らないように、この仮面で身を守っていたんですって。
ゴンドラに乗って街を散策。心地いい風を感じながらのゆったりとした時間は最高です!
ヴェネチアから次に目的地、ミラノに向けて出発です。ミラノまではおよそ2時間半。
北イタリアの中でも歴史の古い街、ミラノ。ルネサンス時代の中心的な存在だった街です。
レオナルド・ダ・ヴィンチも、この街に17年間暮らしていたんですよ!あの有名な『最後の晩餐』はこの街にいる時に製作されたものです。
ダ・ヴィンチが建設に関わっていたかもしれないと言われている、小さな教会があるんだとか。そこまではトラムで向かいます。
サンタ・マリア・プレッソ・サン・サティロ教会。別名、『だまし絵教会』とも言われる教会です。
小さな教会ですが、薄い壁でも厚さを見せるために遠近法が使われています。かなり奥行きがある様に見えますね!この教会は、一見の価値アリです!
国鉄に乗り換え、美食の街・パルマへ向かいます。パルマには「パルマ派」と言われる、ルネサンス芸術がみられる教会があるんですよ!
パルマにある、小さいけれどとてもセンスのある香水屋さん。ここにある商品は、全てスミレのエッセンスを使っているんですって。
ナポレオンの二番目の妻、マリー・ルイーズが愛したスミレの香り。どんな年代の女性にもあう、素敵な香りでした!
一度ミラノに戻り、目的地のフィレンツェへ!高速列車イタロで向かいます。
街そのものが「屋根のない美術館」だと言われる、フィレンツェの街。街全体が、美しい彩りです。
ミケランジェロの作品が収められている、アカデミア美術館。こちらにはルネサンス時代の絵画や彫像が保管されています。
この美術館の中心的存在が…このダビデ像!ミケランジェロによって1501年からおよそ3年をかけて作成された、世界の芸術の中でも、最も有名な彫像のひとつです。 17)
サン・ロレンツォ教会の裏側に併設する、メディチ家礼拝堂。内部はミケランジェロの作品で埋め尽くされています。
メディチ家のジュリアーノとロレンツォが眠っている墓は、1日の時間の移ろいを表した彫像で装飾されています。凛と張りつめた空気の中に、ルネサンスの息吹が眠っているのを感じます!
栗原歩さん。ヴェネチアの語学学校に留学後、イタリア人のご主人と結婚。今はヴェネチアでも有名な、サンティ・ジョバンニ・エ・パオロ教会でパイプオルガン奏者として活躍されています。
ご主人のミケーレさんと愛犬のレティシアちゃん。これからもみんな仲良く、頑張ってくださいね!お幸せに!
今回の視聴者プレゼントは終了致しました。