#29 │ 2013/5/20 O.A
今宵の鉄道紀行は、イタリア・シチリア島でお祭りを堪能する旅です。古代遺跡の街、アグリジェントでは世界中の民族衣装が集まるパレードに遭遇。東海岸のカターニアでは、市民総出で聖人を記念する祝祭の行進に。またアチレアーレでは、イタリア四大カーニバルに数えられる華やかなカーニバルに出会いました。また、映画グランブルーに魅せられてタオルミーナに移住した日本女性との出会いや、シチリアの名物料理も味わいます。お楽しみに。
アグリジェントの「アーモンドの花祭り」でのひとこま。各地から民族衣装を着たグループがパレードする。
アグリジェントの「アーモンドの花祭り」の、もうひとつの見物が装飾馬車のパレード。島中から荷馬車が集まる。
カターニアから北へ向かう鉄道路線。自然豊かなシチリアの大地を列車が駆け抜ける。
カターニアの聖人の日「サンタ・アガタ祭」の朝。夜明け前から市民が集まり広場がいっぱいになる。大聖堂から聖女アガタの神輿が出てくるのを待ちわびる。
「サンタ・アガタ祭」の主役、聖女アガタの神輿が姿を現す。命を奪われたアガタがカターニアに戻ったのが夜明け前だったという言い伝えから祭りは早朝に始まる。
「サンタ・アガタ祭」の主役、聖女アガタをハンカチを振って祝福する市民。世界中に暮らすカターニア出身者のために祭りの様子はインターネット中継された。
シチリア名物、装飾馬車。クルマが登場するまでは実用に供されていたという。鮮やかな色使いと丁寧な彫刻が目を引く。
装飾馬車の職人、ドメニコさん。荷馬車の壁面に絵を描いたり、彫刻に彩色をしたりする絵師。大統領から叙勲を受けたベテラン。99歳の今も毎朝、絵を描き続けている。
タオルミーナの街と背後のエトナ山。3326メートルのエトナ山はヨーロッパ最大の活火山。タオルミーナをはじめ周辺の街は、噴火の被害を受けては復興を遂げてきた。
タオルミーナにあるギリシャ劇場。紀元前3世紀に作られ、今も劇場として使われている。背後の海の眺めが素晴らしく「世界一の絶景劇場」と呼ばれている。
タオルミーナのレストラン「アル・ドゥオモ」のおすすめメニュー、イワシのベッカフィーコ風。赤タマネギとジャガイモを使ったこの地方らしい一品。
カターニアのレストラン「ラ・シチリアーナ」の名物料理、溶岩と雪のエトナ山リゾット。ダシで炊いたライスにイカスミのソースをあわせている。雪の部分はリコッタチーズ。
アチレアーレの「カーニバル」は、イタリア四大カーニバルのひとつ。イタリア風ねぶたのパレードが行われる。ねぶたに描かれるのは時の人や世相を風刺したものなど。見物客は仮装するのが習わし。
今回の夢追い人、タオルミーナ近郊ジャルディーニ・ナクソス在住の木越祐紀子さん。映画グランブルーに憧れてタオルミーナへやってきた。夫と長男と三人暮らし。
夫婦でダイビングショップとペンションを営む祐紀子さんは、シーズン中は休みなし。冬の間は家族とのんびり過ごす。
祐紀子さんの義母、メリーナさんは町一番の料理自慢。映画グランブルーにも登場する「海の幸スパゲティ」を作ってくれた。
今回の視聴者プレゼントは終了致しました。