2014年11月18日
- 旅人
- 逸見太郎
#22「イルカ跳ぶ外海の大自然 三宅島」
今回の旅の目的は、野生動物との出会い。なかでも一番の狙いは「イルカ」を見ること。旅の出発点は、三宅島空港です。海の景色に誘われて、最初にバスを降りたのは島の北部。あてどなく山道を散策し、逸見さんが発見したのはアシタバ畑。アシタバは三宅島の特産品です。傷みやすく島の外へ出荷できない新芽は、ここでしか味わえない逸品。逸見さんは、生産者の男性の計らいで新芽の天ぷらに舌鼓。到着早々、旬の味を堪能しました。
その後、海岸沿いの岩場の散歩にでかけた逸見さん。そこで、釣竿を持つ男性と遭遇。近くに磯釣りの名所があるのだとか。男性に誘われ、釣りに同行した逸見さん。釣竿を持つのは25年ぶりでしたが、見事30cmのメジナをゲット。聞けば三宅島の岩場は、初心者でもシマアジなどの高級魚も狙える、絶好のポイントだらけなのだそうです。夜は、自分で釣った魚のお刺身を食べ、大満足の逸見さんでした。
翌日は、バードウォッチングの名所「大路池」へ。池を囲む原生林のなかで心地よい鳥のさえずりを楽しみ、池の畔ではオシドリやメジロの観察。大自然を満喫しました。
そして今回の旅の最大の目的、イルカを目指すことにした逸見さん。親切な商店のご主人を通じて紹介してもらったダイビングショップへ向かうと、手渡されたのはウェットスーツ。嬉しさと緊張を抱え、いよいよ船でイルカ探しへ出発。
荒波のなかを突き進むこと約1時間、ついにイルカの群れを発見。逸見さん、生まれて初めてのシュノーケルを装着し、海へ飛び込みました。そこで目にしたのは、人懐っこいミナミハンドウイルカ。その姿に、心を奪われました。
旅人を感動へいざなう三宅島の大自然。そこには、きらめく野生の命が溢れていました。