#137「スターティング・オーヴァー」ジョン・レノン




出演者

  • ジャック・ダグラス(プロデューサー)
  • アンディ・ニューマーク(ドラマー)
  • アール・スリック(ギターリスト)
  • ジョン・スミス(アシスタント・エンジニア)
  • デヴィッド・M・スピンデル(レコーディング・セッションを撮影した写真家)

放送内容

ジョン・レノンが1980年11月にリリースしたアルバム『ダブル・ファンタジー』からの先行シングルとして10月にリリースされた「スターティング・オーヴァー(Just Like)Starting Over」。

1975年に息子ショーンが生まれると、ジョンはショーンが5歳になるまで「主夫」として生き音楽活動を封印すると宣言。
音楽業界と完全に線を引いてしまった。
世界中がジョンの再始動を願う中、5年ぶりの復帰作として制作されたのがこの曲だった。

アルバムのレコーディングは1980年8月にNYで行われたが、当初そのプロジェクトは極秘で、参加するミュージシャンにも誰のセッションかは秘密にされたという。
それは5年ぶりにジョンが音楽業界に復帰するとなれば、マスコミもレコード会社も騒ぎたてるであろうことを避けるためでもあった。

アルバムリリースに向けて先行リリースされた「スターティング・オーヴァー」は順調にチャートを駆け上がり、ジョンもその成功を喜んでいた。
しかし・・・1980年12月8日ジョンは凶弾に倒れる。
ジョンの死後「スターティング・オーヴァー」はチャート1位となるが、その結果はあまりに切ないものだった。

ジョンの復帰作のプロデューサー、そしてレコーディングに参加したミュージシャンが、この曲を、アルバムを、そしてジョンの最後となってしまった音楽活動を語る。


PLAY LIST