新・地球絶景紀行
新・地球絶景紀行
#6 ジョージア 祈りの故郷
2019年11月20日放送

はじまりは、首都トビリシから
北にロシア、南にトルコと接し、古くからアジアとヨーロッパの十字路として栄えてきたジョージア。首都トビリシは、6世紀から都が置かれた歴史の深い町です。町の一角にある旧市街歴史保存地区。17世紀頃に建てられた家々に、今でも人が暮らしています。通りを歩くと、彩り豊かな壁やバルコニーが次々と目に飛び込んできます。街の中には、なんと温泉も。公衆浴場のほか、貸し切りタイプもあり、豪華なお風呂で贅沢な時間を過ごせます。異国情緒溢れるレストランでは、独特のスパイスが効いたジョージア料理や、紀元前から続くと言われる伝統製法で作られたジョージアワインを満喫。夜になると景色は一変。見事にライトアップされたトビリシの町が、煌々と輝きを放ちます。
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謎だらけの遺跡!?ウプリスツィ洞窟居住区跡へ
トビリシでジョージアの文化を楽しんだ後は、列車に乗ってジョージアの中央部へ向かいます。13世紀頃まで人が住んでいたという、洞窟遺跡へ。川沿いの丘を削って大きな穴を掘り、その中で生活をしていたそうです。ジョージアの最盛期を治めたタマラ女王の部屋も。天井を見上げると、まるで木造建築で仕立てたかのように、柱に見立てた枠組みやデコレーションが見事に施されています。太古の人々が祈りを捧げながら暮らしていたという風景に想いを馳せます。
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祈りを込めた天空の教会
最後に向かうのは、山奥にぽつりと現れるカツヒの村。ジョージアを象徴する建物があるんだとか。住民によれば、そこは聖なる場所で、一番上に教会があると言います。道を聞きながら向かった先に現れたのは、なんと高さ40メートル以上もある石の柱。その頂上には小さな教会が建てられています。修道士に話を聞くと、彼らは少しでも神様のいる天に近づいてお祈りをするため、6世紀に教会を建てたのだそう。世の中の平和や人々の幸せを祈る想いが、神秘の絶景を生み出しています。
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