2019年11月13日放送 ペイン北部バスク地方を巡る旅。 美食の宝石箱 サン・セバスチャン 今回は独自の言語と文化を育むバスク地方。スペイン北部、フランスとの国境に近く日本からは飛行機を乗り継ぎ19時間ほどかかります。 出発の地サン・セバスチャンは大西洋に面した美しい入り江の街。そして世界に誇る美食の街として知られていて、食通をうならせるレストランも数多い。その中の1つレストラン「ミラドール・デ・ウリア」へ。まず出迎えてくれるのは最高の景色。サン・セバスチャンの街が一望できます。し・か・も!バスク伝統料理を基本に革新的で色彩豊かな料理がミシュラン1つ星を獲得しています!アラカルトで頼んだのはロブスターのサラダ、あさりのリゾット、デザートの3品。どれも美味しい。それに香り高くて見た目にも美しい。そして素晴らしい景色がより一層のレストランの充実感を味合わせてくれます。 |
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次に向かったのは山間の街アスペイティア。この街ではバスク文化を色濃く残す伝統スポーツ競技を観戦。機械が無かった時代の重労働がスポーツとして楽しまれていました。その内容はシンプルかつ迫力満点。100kgの石を持ち上げたり、斧で丸太を割ったり、3キロ走ったり、最強男子決定戦!という感じです。熱気みなぎる会場にいると観る方も競技を行う選手もみんな自分たちの文化に誇りをもっているのが伝わってきます。美味しいごはんに美味しいお酒。バスクの人は飲んで食べて仕事して、仲間と語らい合って、また明日。大会終了後、楽しそうに過ごすバスクの人々の雰囲気が深夜の街に漂っていました。 |
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最後は小さな港町スマイアへ。カンタブリア海に面する素朴な街です。旧市街は半日あれば歩きつくせちゃうほど小さくてかわいい街。お目当ての絶景は「フリッシュ」と呼ばれる巨大なギザギザ模様の地層。地球から何千万年もかけてせり上がってきたフリッシュは波の浸食も相まって何とも不思議な光景です。100メートル近い断崖絶壁から砂浜まで縞模様が続く姿は圧巻です。70年近くスマイアに暮らすハビエルさんに案内してもらい地球がおりなす景色、そして膨大な時間を感じました。何枚写真を撮っても伝わらないこの迫力の景色。日が沈んでくると雄々しい景色がなんだか優しい雰囲気になってきます。夕日をバックに結婚式の写真を撮るカップルも親子連れも旅人もみんな同じ景色をみて思うのは同じ、ここに来てよかった。 |
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