毎週月曜22時オンエア
綺羅星の如く、日本史を彩る名将たち。 私たちがよく知る歴史の表舞台、 その陰には常に「ナンバー2」の存在がありました。いわばそれはもうひとつの「歴史物語」。
TOPへ戻るゲスト:加治 将一
幕末維新のヒーロー、坂本龍馬。
江戸時代末期、薩長同盟、大政奉還という革命的出来事の成立に深く関わった人物でした。しかしなぜ土佐の下級武士だった龍馬が歴史を動かすことができたのでしょうか。そこには、理想の日本を夢見て時代のナンバー2として奔走した日々がありました。日本を今一度、洗濯いたし申候! ナンバー2の視線から見る坂本龍馬の真相をご覧いただきましょう・・・。
土佐の下級武士だった龍馬。江戸に剣術修行に出たとき、龍馬を待ち構えていたのは黒船来航でした。列強の脅威にさらされ、軍事力の遅れをとる日本。剣では大砲に叶わないとわかった龍馬は、ある人物に会いに行きます。それが龍馬最初の師であり、後の龍馬に大きな影響を与えた勝海舟でした。龍馬はこの後、勝海舟のナンバー2として時代変化の波に乗り始めることになります 。
幕府や藩という枠組みでしか世の中を捉えられなかった当時の武家社会。「日本」という新しい国のかたちをイメージした龍馬は薩摩藩の西郷隆盛・長州藩の桂小五郎を集め薩長同盟を成立させ、さらに脱藩した土佐の後藤象二郎と手を組み実行した大政奉還・・・。なぜ下級武士だった龍馬が薩長のトップや土佐藩の信頼を得たのでしょうか・・・実は龍馬には大きな後ろ盾がいました。イギリスの武器商人、トーマス・グラバーでした。グラバーのナンバー2として強みをもった龍馬。その頃、時代は倒幕へと大きく舵を切り始めます。
倒幕の最中、近江屋に身を隠していた龍馬は仲間の志士、中岡慎太郎といたところを急襲されます。容疑者には、新撰組や、京都見廻組などがあげられましたが、真相は謎のまま・・・。しかし今、新たな犯人説が注目をあびています。龍馬を殺した人物・・・それは親友の中岡慎太郎ではないかと作家加治将一さんは読み解きます。龍馬が最後に残した手紙にはある暗号が隠されていました。下級武士だった龍馬を暗殺しなければならないほど追い詰められた幕府と動き出した時代。
龍馬の踏み出した一歩は日本を大きく動かす一歩と証明されたのが龍馬暗殺だったのではないでしょうか。
脱藩したイチ浪人に過ぎない龍馬が何故、薩長同盟という大仕事を成し遂げられたのか?
大政奉還を含む「船中八策」のアイデアはどこからきたのか?そして最大のナゾ、龍馬は誰に暗殺されたのか?今回のゲストは作家の加治将一さん。
龍馬にまつわるナゾも大胆かつ論理的な解説でスッキリ!
大きく動くダイナミックな時代に現れた新しい視野の持ち主、龍馬。
旧来の価値観にとらわれない自由な発想を持ちながら余裕を感じさせる生き様が魅力的。長生きしていたら・・と、つい想像しちゃいますね。