映画やアニメ、漫画での活躍で広く知れ渡る忍者。今や、忍者は世界で通用する言葉になっています。
しかし、史実を伝える資料は極めて少なく、真の姿は知られていません。忍者発祥の地と伝わる三重県伊賀市と滋賀県甲賀市。
ここには忍者の末裔が今も暮らし、忍術の秘伝書をはじめ貴重な古文書が発見されています。そして、忍者の歴史を物語る史跡や伝統も数多く存在。両市に、奇想天外な活劇のヒントとなったリアルな忍者の姿をみます。
東北の米どころとして知られる山形県鶴岡市は庄内藩の城下町で明治維新以降シルク生産が盛んになり、今も製糸に機織り、精錬や色つけといった工程がこの地で行われています。
鶴岡産シルクの成り立ちには、かつて最強とも言われた庄内藩の侍たちが活躍した知られざる歴史がありました。
逆風に押される中でも昔の技と機械を守り続ける鶴岡のシルクにしなやかな心を見ます。
致道博物館 所蔵