心に響く名曲を数多く世に送り出し、歌謡史に大きな功績を残した作曲家・船村徹。人と歌に真摯に向き合った船村徹は平成29年、84歳で旅立った。 あれから3年、船村メロディーは今も多くの人に愛されている。その船村の足跡を振り返る時、特筆すべきは才能の開花の早さである。 昭和30年、23歳にして春日八郎の「別れの一本杉」で一躍脚光を浴びる。24歳でレコード会社の最大手、コロムビアレコードに迎えられ専属作曲家となりヒット曲を量産。29歳で戦後初のミリオンヒット「王将」を作曲。 他の作曲家とは一線を画す独特の存在感と音楽性は“若き天才作曲家”と謳われ、その旋律は大衆の心を鷲づかみにしていった。 だが、すべてが順風満帆というわけではなかった。ヒット曲誕生の裏には、私たちが知らない苦悩もあったという…。 旅立ちから3年。作曲家・船村徹の光と影を関係者の証言やTBSの秘蔵映像とともに紹介して行く。 紹介楽曲（予定） ♪みだれ髪／美空ひばり ♪哀愁波止場／美空ひばり ♪ひばりの佐渡情話／美空ひ ばり ♪三味線マドロス／美空ひばり　♪なみだ船／北島三郎　♪風雪ながれ旅／北島三 郎 ♪柿の木坂の家／青木光一　♪別れの一本杉／春日八郎　♪王将／村田英雄　 ♪東京だョおっ母さん／島倉千代子　♪夕笛／舟木一夫　♪おんなの出船／松原の ぶえ ♪矢切の渡し／細川たかし ♪兄弟船／鳥羽一郎　♪女の港／大月みやこ ♪紅とんぼ／ちあきなおみ　♪のぞみ（希望）／船村徹　♪男の友情／船村徹 初回放送：2020/3/14(土)