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写楽

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監督篠田正浩、主演真田広之による歴史ロマンラブストーリー。

◆キャスト
真田広之 葉月里緒菜 佐野史郎 ・ 岩下志麻 片岡鶴太郎 永澤俊矢 坂東八十助 竹中直人 中村富重郎 フランキー堺
◆スタッフ
1995年 日本 企画総指揮:フランキー堺 監督:篠田正浩 原作・脚本:皆川博子 音楽:武満 徹
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次回の放送

番組内容

鬼才・篠田正浩監督作品。 しゃらくせえ。 江戸のしかけ花火――写楽。若き芸術家たちの恋、野心、そして情熱…。 「写楽」は写楽研究家でもあるフランキー堺が、映画化構想30年にして、企画総指揮をとり自らも江戸出版界の鬼才蔦屋重三郎を演じる。監督は「瀬戸内少年野球団」「少年時代」「スパイ・ゾルゲ」の篠田正浩。音楽に武満徹、美術に浅葉克己、衣裳に朝倉摂と超一級のスタッフが集結した。 主演のとんぼに真田広之。花里に葉月里緒菜(本作が映画初出演になる)。篠田作品に欠かせない岩下志麻が、大道芸人を操る首領おかんに扮している。また佐野史郎が天才絵師歌麿、ほかに片岡鶴太郎、坂東八十助、永澤俊矢らが、当時の実在の人物として出演、脇を固める。 重要文化財、四国・琴平の“金丸座”を借り切ってのシーンには人間国宝の中村富十郎をはじめ、中村芝雀、市川團蔵ら歌舞伎の名優が主演し、本物の迫力を存分に楽しませる。 また、最新のデジタル合成技術によって、江戸の町の絶景や日本橋、吉原界隈の雑踏などを甦らせることに成功。浮世絵の描きだす絢爛さをより際立たせている。 【ストーリー】 18世紀、江戸の人口は百万を数え、それまで京都・大阪中心の政治経済が江戸へ移行し、文化面でも独創性を発揮しはじめていた。この時代、北斎、一九、馬琴ら若き芸術家が、江戸の名プロデューサーと謳われた版元、蔦屋重三郎のまわりにいた。その一人歌麿は蔦重の手腕により、天才絵師といわれるまでに育っていた。しかしその頃、江戸庶民文化の興隆に危機感を抱いた老中、松平定信は厳しい弾圧を加えようとしていた。蔦重がその標的となりつつあることを察した歌麿は、言い寄ってきた別の版元へ鞍替えしてしまう。歌麿を失った痛手は蔦重にとって大きかった。歌麿の寝返りを苦々しく思いながらも蔦重は次なる絵師の掘り起こしに躍起になっていたが、万策が尽きてしまう…。 寛政6年5月、蔦重の店で、“東洲斎写楽”を名乗る絵師の奇妙な画風の役者絵が、突然売りに出され町の話題をさらっていた。一方、吉原でもこれまで名の知れなかった絵師の浮世絵が、高価な黒雲母摺り(くらきらずり)で何十枚も売り出されたという噂で持ち切りだった。 歌麿の豪華絢爛な浮世絵に対抗するかのごとく出現した写楽。その毒気のある画風に最も魅了されたのは、他ならぬ歌麿であった。そしてそこにもうひとり、幼い愛を感じ始めた女がいた。江戸のもうひとつの華、吉原の花魁花里だ。花里は偶然に知り合ったその男の中に写楽の情熱を感じ取っていた…。

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