詳しい解説

@ 現代医学はウイルスや細菌など、病気の原因を外からのものとしますが、漢方は身体の内側から不調の原因を見出します。
そのため、ウイルスや細菌を殺す現代医学でつかう薬と違い、漢方薬は人が持つ自然治癒能力を高めて不調を治していくのです。

A 未病とは「原因は何だかわからないけれど、なんだか調子が悪い」というような、病気とは診断されないけれど病気の一歩手前のこと、のちに病気の原因となる状態のことを“未病”といいます。
漢方はそんな未病の状態で一役買ってくれるのです。

B 漢方は1976年に保険適用されており、現在148処方の漢方薬が健康保険で使えるようになっています。

C 漢方薬は2種類以上の生薬を混ぜ合わせて作ります。
そのため、ひとつの症状だけでなく、複数の症状に効くのです。

D ひとりひとりの体質に合わせて処方される漢方薬ですが、副作用はあります。
漢方の副作用は生薬が体質に合わないことなどによって起こる「予想可能な副作用」と、アレルギーなどの「予想できない副作用」の、大きく2つに分けられます。
また副作用が生じる場合、「体質に合わない」というのと服用後、一時的に症状が悪化するがその後急速に病状がよくなる場合があるので、不安な方は担当の先生に相談しましょう。

E 漢方薬は1日3回など、先生に指示された通りに飲むのが普通ですが、風邪や頭痛などに即効で効かせたいときは、症状が出たときにすぐ飲むとすぐに効いてきます。
症状が緩和したら服用をやめましょう。

F 漢方薬は基本的に、食事と食事の間(朝食と昼食の間、など)の食間に飲みます。
胃の中が空っぽのときに飲むと、吸収がよくなるためです。

G 漢方薬は身体全体に作用する薬、一方、サプリメントは不足しがちな栄養を補うための健康食品のため、まったく違うものです。
漢方はそのまま使うのに対し、サプリメントはある有効成分だけを取り出して作られているという違いがあります。

もう一度挑戦する

Copyright(c) BS-TBS, Inc.