2025年3月23日(日) ひる12:00~
#45「海洋プラスチックごみ」
今回のテーマは「海洋プラスチックごみ」。世界中の海に漂うプラスチックごみの量は1億5000万トン、さらに毎年800万トンが出ているといわれる。2050年には、魚の量よりもプラスチックごみの量が上回る可能性も指摘されている。そんな海洋プラスチックごみの約8割は、街で捨てられ川から流出したもの。誤って食べてしまうなど海の生き物への被害が深刻化している。
今、特に問題視されているのは、紫外線や波によって劣化し5ミリ以下という、極小の破片となったマイクロプラスチックごみだ。近年の研究では、マイクロプラスチックが人体へ悪影響を与えると懸念されている。
プラスチックは海に出てしまうと分解されず残ってしまうため、回収するなど様々な取り組みが世界中で行われ…中には、海に出たプラスチックを微生物で分解しようという研究も進んでいる。今回は、海洋プラスチックごみの現状と解決策について考える。
【出演】関口宏、西内啓(統計学者)、若林淑子(構成作家)
【ゲスト】中嶋亮太(海洋研究開発機構JAMSTEC 海洋プラスチック動態研究グループ主任研究員)