遥かなるサハリン紀行
間宮林蔵が歩いた最後の秘境
~1000キロの真実
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200年前、世界地図の最後の空白をうめた男~その足跡を辿る
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オホーツク海を望む、北海道、宗谷岬。日本最北端の地。その海の先にサハリンがある。日本では樺太の名で知られる。そしてその海を眺めるように立つ像…それは、樺太探検を成し遂げた江戸時代の探検家、間宮林蔵。15世紀末にはじまった大航海時代。猛スピードで埋まっていった世界地図の中で、最後の空白の一つが日本以北の北太平洋だった。 『樺太は、半島なのか? 島なのか?』 その謎に挑んだ林蔵は、見事、間宮海峡を発見。樺太が島であることを世界ではじめて確認した。その偉業は、日本研究の第一人者であったドイツ人医師、シーボルトによって、ヨーロッパへと伝えられる。そして、世界地図にその名を刻む、ただひとりの日本人となった…。 南北およそ1000キロメートル、東京、鹿児島間と同じほどの巨大な島、サハリン。かつてその南半分を日本が統治した時代もあった。 宗谷岬との距離はわずか40キロメートル。林蔵が探検した当時は、南部にサハリンアイヌ、中部にウイルタ、そして北部にニブフ。3つの知られざる先住民族が暮らす、まさに未知なる島だった。 そんな先住民族の力も借りて、命がけの探検を成功させた林蔵。 いったい、どんな人物だったのか? そして、200年前のサハリンで、何を見たのか? 俳優の中村雅俊が、その足跡をたどる。 初回放送:2014年10月19日