米ドルが多くの通貨で売られている。特に対ユーロでの動きは顕著で、木曜日には9月25日以来の高値1.4720ドルまで値を伸ばすこととなった。
ドル安の背景にあるのは、利下げを繰り返してきたユーロ圏の金利に下げ止まりが見えてきたことである。そのため、それまでのドル買いの反動が起きドル安が進んだ。更に、米国が実質ゼロ金利政策へと舵を切ったこともドル安の流れに、拍車をかけた。
今週はドル安の流れが止まらなかった。来週もこの動きが継続していくことになるだろう。ユーロ円については、ユーロドルでドル安が大きく進むようだと、少しレンジが切り上がるような動き になる可能性がある。