十津川警部シリーズ20「寝台特急カシオペアを追え」
十津川警部と僚友・亀井刑事が東京と札幌を結ぶ寝台特急カシオペアを舞台とした難事件に挑む。
十津川警部と僚友・亀井刑事が東京と札幌を結ぶ寝台特急カシオペアを舞台とした難事件に挑む。
会社社長の小野の娘・ミユキが誘拐された。犯人は小野に2億円を持って寝台特急カシオペアに乗るよう指示。通報を受けた十津川警部と亀井刑事は、東北新幹線で先回りしてカシオペアに乗り込む。しかし、十津川らが駆け付けた時には小野も2億円も消えていた。車内に残り捜査を続ける十津川の前に、左肩に黒揚羽の刺青をした香織という女が現れた。香織は戸田という男と行動を共にしているらしい。香織が事件に関係していると思った十津川は、小西刑事に彼女の尾行を命じて帰京。すると函館に着いた小西から、男女のカップルが函館駅の裏で射殺されたと連絡が入った。そして、その現場付近では香織の姿も目撃されている。知らせを聞いた十津川は急いで札幌へ向かい香織に事情を聞くが、彼女は誘拐事件について関与を否定する。一方、函館で射殺された男の左肩に黒揚羽の刺青があったことから、十津川らはその刺青を得意とする札幌の彫師・彫玄を訪ねる。