十津川警部シリーズ3「上野駅殺人事件」
お馴染み十津川警部と亀井刑事が、上野駅で発生した無差別連続殺人事件の謎に挑む。
お馴染み十津川警部と亀井刑事が、上野駅で発生した無差別連続殺人事件の謎に挑む。
上野駅で青酸カリによる無差別連続殺人事件が発生。犯人は上野駅に対し8千万円を要求し、取引に応じない場合は更に被害者が出る事を匂わせた。犯人逮捕に絶対の自信を持つ十津川は、現金を用意させ、取引に応じる姿勢を見せて、背後から犯人を捕捉する作戦に出る。が、結果は、犯人グループの1人・朝倉を逮捕しただけで、以後の捜査は進展しなかった。十津川は、目先を変えて現金取引の際に現場にいたソープ嬢・ゆきに注目。事情聴取を始め、彼女に浜中という婚約者がいる事をつきとめる。浜中が朝倉逮捕時にトラックで逃げた人物と読んだ十津川は、浜中の追跡を始めた。そんな時、4人目の被害者がでて、犯人側から朝倉の釈放が要求される。もし、出来なければ上野駅で別の事件を起こすと言うのだ。警察側はこの要求を一蹴。数日後には、犯人の予告通り、駅構内で爆発が起こり、この時、護送されようとしていた朝倉も巻き添えをくらって爆死してしまう。ゆきだけが、事件の唯一の手掛かりになった。