弁護士高見沢響子12「観覧車の男」
市原悦子主演シリーズ第12弾!遺族の深い悲しみを救うため響子が立ち向かう!
市原悦子主演シリーズ第12弾!遺族の深い悲しみを救うため響子が立ち向かう!
依頼者の悲しみや悩みに歩み寄り、それらを解きほぐしながら事件を解決する弁護士・高見沢響子。市原悦子主演の人気シリーズ第12弾。 響子(市原)が8年前に救済した犯罪被害者である脚本家から、事務所の電話にメッセージが残されていた。脚本家は妻が自殺したので響子に支えて欲しいと訴えていた。響子は、現在車椅子で生活する脚本家に再会し、妻の通夜に参列する。その席に地元の刑事が現れた。妻は殺された可能性があり、夫である脚本家も疑っているのだ。響子も脚本家の心に寄り添いながら事件の真相を推理する・・・。 石橋蓮司、筒井真理子、秋本奈緒美、近藤芳正、佐戸井けん太、萩尾みどりらがゲスト出演する。 【あらすじ】 弁護士・高見沢響子(市原悦子)の事務所の電話に、脚本家の古浦信一(石橋蓮司)から救済を求めるメッセージが残されていた。 8年前、古浦の娘・愛子(富岡英里子)は3人の強盗にアパートに押し入られ殺害された。犯人の一人、鬼頭登(加藤啓)はすぐに自首したため、極刑を望む古浦の願いは叶わなかった。そのうえ、事件が原因で古浦は職を失ってしまった。 心に深い傷を負った古浦と古浦の元妻・久子(萩尾みどり)を犯罪被害者を救済する立場から支えたのが響子だった。裁判の際に傍聴席から鬼頭を罵り、退廷させられた古浦を響子は遊園地の観覧車に乗せて励まし、彼の心に寄り添い続けた。 事件から数年後、久子は病のためこの世を去った。その後古浦は湯河原に住む資産家の娘・秋子(筒井真理子)と再婚し、幸せに暮らしていた。しかし秋子が自殺してしまい、失意の古浦は響子を頼って連絡してきたのだ。 響子は湯河原を訪れ秋子の通夜に参列、現在、車椅子で生活する古浦と再会する。通夜には古浦夫妻とつきあいのある不動産業者の園田泰造(近藤芳正)と秋子の財産を管理する弁護士・滝本幸子(秋本奈緒美)も列席していた。また、刑事の佐藤(佐戸井けん太)も姿を見せ、秋子が殺された可能性もあると響子に語った。 滝本は、響子に遺産について説明するとともに古浦が娘を襲った悲劇を隠して秋子と再婚し、自身が楽な暮らしをするために秋子を騙していたと指摘する。一方、調べをすすめるうちに園田は詐欺、横領などの前科があり、秋子には古浦に隠れて交際する男性がいたことも分かった。 佐藤刑事は園田と古浦にも秋子殺害の疑いを向けるが、証拠不足で決定力に欠ける。 響子は助手の久松啓子(あめくみちこ)が古浦の主治医から得た情報をヒントに、久松をある人物の元へ派遣する。すると事件の前提を覆す衝撃的な証言が飛び出した・・・。