弁護士高見沢響子5
東大出のベテラン女性弁護士が黙秘する少女の殺人事件の弁護に挑む。
東大出のベテラン女性弁護士が黙秘する少女の殺人事件の弁護に挑む。
弁護士の高見沢響子と助手の久松は、繁華街で男に襲われている若い女性を助けるが、女性は警察に行こうと言う久松を振り切るようにしてその場を去った。数日後、響子は先日助けた彼女が男性殺害の容疑者として逮捕されたこを知る。女性は犯行は認めたものの、自分の名前はおろか、被害者との関係や動機など何一つ語らない。事件に興味をひかれた響子は、加害者と被害者両方の身元不明のまま弁護を引き受け、調査を始める。聞き込みの結果、女性は21歳の舞という名前で、風俗店で働いていたこと、被害者は父親・滝川であることが判明。神岡によれば、舞が働いていた店のビルが最近、放火に遭い多数の死者を出したという。さらに、代議士・大山の娘で有能な弁護士の真澄と、滝川が元夫婦だと知り、真澄と舞が親子ではないかと疑う。そして、響子は大山と真澄に証人として出廷するよう試みる。