それぞれの秋
企画・木下惠介、脚本・山田太一。さまざまな角度で「人間愛」を見つめてきたドラマシリーズ「人間の歌シリーズ」の最高峰! ※12/28(土)~2025/1/5(日)は年末年始特別編成ため休止
企画・木下惠介、脚本・山田太一。さまざまな角度で「人間愛」を見つめてきたドラマシリーズ「人間の歌シリーズ」の最高峰! ※12/28(土)~2025/1/5(日)は年末年始特別編成ため休止
平凡なサラリーマン家庭を舞台に、家族愛、思いやりを次男坊の目を通して問いかける。「人間の歌シリーズ」第12作となる本作は企画を木下惠介、脚本を山田太一が担当し第11回ギャラクシー賞を受賞した。キャストは、出来は悪いが心の優しい次男・稔に小倉一郎、その父・清一に小林桂樹。ほか林隆三、高沢順子、久我美子、火野正平、桃井かおり、四方正美らが出演。 【ストーリー】 大学生の新島稔(小倉一郎)はガールフレンドの兄に脅され、交際を諦めてしまう気の弱い青年だ。稔の父親・清一(小林桂樹)はいつも疲れている定年間際のサラリーマン、母親・麗子(久我美子)はそんな夫に気を使いながら、子供達はまともに育っていると思い込む世間並みの主婦だ。稔の兄・茂(林隆三)はベッドのセールスマンをしている。がさつで仕事の自慢話ばかりする茂は、稔にとって面倒な存在だ。稔の妹・陽子(高沢順子)は高校二年生。だが稔から見ると中学生のような幼さが残っていた。そんなある日、稔は大学の悪友の唐木(火野正平)に唆されるまま、電車の中で痴漢行為をしてしまう。だが不運にも、稔が選んだのは不良グループの女学生。稔は不良グループのリンチを受けるはめになる。ところが、グループの新入りとして稔の前に現れたのは、妹の陽子だった。