新・十津川警部シリーズ3 伊豆踊り子号殺人迷路
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十津川警部VS犯罪心理学者——事件解決の鍵を握る学者は敵か?味方か? 堺正章をゲストに迎え、3時間のスペシャル枠で十津川警部最難関の事件を描く!
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十津川警部VS犯罪心理学者——事件解決の鍵を握る学者は敵か?味方か? 堺正章をゲストに迎え、3時間のスペシャル枠で十津川警部最難関の事件を描く!
警視庁の十津川班に寺西敬介刑事(窪塚俊介)が編入されることになった。輝かしい実績のある寺西に十津川警部(内藤剛志)の期待も膨らむ。 十津川の部下・西本刑事(高杉瑞穂)は、休暇をとり恋人の宮城鈴香(辻本瑞貴)と共に伊豆高原へ旅行に出かける。二人は知り合って3ヶ月ほどだが、西本は結婚も考えていた。名所を巡って宿で休む二人。その明け方、西本は異様な悲鳴で目が覚めた。声がした厨房に駆けつけると、鈴香が板前の香田重信(武野功雄)を包丁で滅多刺しにして殺害したのだ。その後鈴香は外へ飛び出し、西本が後を追うと、制止を振り切って鈴香は包丁を自分の胸に突き刺し崖から飛び下りた。 事件を担当する静岡県警と共に、十津川と亀井刑事(石丸謙二郎)ほか十津川班の刑事たちも捜査を開始する。鈴香が暮らすマンションの管理会社によると、鈴香の身元は詳しくは分からないという。十津川と亀井は事件の起きた宿を訪ね、関係者に話を聞くが、捜査は難航する。 その数日後、横浜でそっくりな事件が発生した。会社員の小島繁(弓削智久)と山辺直美(鈴木聖奈)のデート中のことだ。二人が通りがかった貴金属店に直美が押し入り、オーナーの丸山京子(羽田圭子)をナイフで殺した後、自殺したのだ。 酷似する二つの悲劇。悲痛の西本とともに十津川らは事件解決の手がかりを得るために小島に話を聞くが、謎は深まるばかり・・・。だが、調べを進めると、鈴香と直美が不幸な少女時代を送っていたことがわかる。さらに二人が多重人格に関する同じ本を読んでいたことも判明した。その本の著者は犯罪心理学者で、警察の嘱託医でもある東都女子大学の名誉教授・香取信一郎(堺正章)だ。十津川は香取のもとを訪れ、事件について意見を求める。香取の解説は理路整然としていた。そんな矢先、2つの事件について取材をしているという医療ジャーナリストの鏑木瑠偉(矢田亜希子)が十津川の前に現れる。