早乙女千春シリーズ12「仙台松島湯けむりツアー殺人事件」
仙台・松島で起きる連続殺人事件を美人ツアーコンダクターの早乙女千春が解き明かす!
仙台・松島で起きる連続殺人事件を美人ツアーコンダクターの早乙女千春が解き明かす!
神崎の姪娘に散々な目に合わされた千春は子供嫌いだとう薬局の店主・文彦に一目惚れ、彼が客を招待し仙台松島へのバスツアーへ行くことを知り自ら添乗員を買って出る。だが、須藤もその旅に同行。見合いで一目惚れした早苗とその息子・亮介をツアーに招待し、自分の仕事ぶりを見せたいと企んでいたのだ。他に中年男と愛人、本並夫婦、そして仲の良い母娘のペア3組が参加し旅が始まる。1日目の深夜、ツアー客の1人英明が殺害された。現場に英明が残したと思われる「女」という謎の血文字により、ツアー女性客は全員容疑にかけられる。千春は初対面のはずの英明と早苗が観光時、深刻そうな話をしていた事を疑問に思い、須藤に聞き込むよう頼む。そこで、早苗は英明が初婚の相手だと告白。現在、血のつながらない亮介を大切に育てている早苗に金を揺すってきたのだというが、犯行は否認。また、英明と同行した愛人・若菜もその夜は文彦の部屋にいたと否認。容疑者が固まらないままツアーは続行された。