西村京太郎サスペンス・探偵左文字進6「避暑地の殺人者」
元弁護士の探偵・左文字進が豊富な法律知識をもとに殺人事件の真相に迫る!
元弁護士の探偵・左文字進が豊富な法律知識をもとに殺人事件の真相に迫る!
探偵・左文字進に夫・憲吾の浮気調査を依頼したことのある中谷百合絵から依頼の電話が入った。軽井沢の別荘で娘・理沙が誘拐されたという。早速、調査を始めた左文字は、住み込みの家政婦・直美に事情を聞く。また、左文字は警察への通報を促すが、夫婦は同意しない。同じ頃、警視庁の矢部警部は、世間が注目する母子殺人事件で、窮地に陥っていた。矢部警部が容疑者を逮捕したのだが、誤認逮捕と判明したのだ。そんな矢部警部を軽井沢に呼び寄せた左文字は、彼を自分の部下と身分を偽り、誘拐事件の調査を手伝わせる。そんな中、家裁の調査員・百合絵への怨恨とにらんだ左文字は、彼女が扱った案件の調査を開始。すると、百合絵が判事の名を語り、独断で特別養子縁組の申立てを取下げるよう強要していたことが判明する。また、直美の身辺調査を進めていた左文字は、直美が元夫・神崎真一と共謀し、理沙を誘拐したのではと気づく。